11月には知人の母が亡くなった。

亡くなった後の話を聞く。

各々の気持ちの温度差が違う。

すぐには片付けられない知人に対して、
実家で暮らす兄夫婦はさっさと片付ける。

母のものを。

まるで死が纏わりついているのを
払いたいように。

世の中には逆に
ずっと死を悼む人もいる。

それは死にしがみつきたいような、
死を理由に留まりたいような。

ずっと動いてきたから。
止まりたくても。


バランスが大切。
受け止めて、理解して前に進む。

そこには歩みが合う人が欲しいかな。

その時の気持ちは、
その時にしか味わえない。

気持ちを味わい、理解して
自分の一部になる。

その部分が未来へ自分を
後押ししてくれるんだ。

わからないものは怖い。
だから、死は怖い。

払い除けたい気持ちも分かる。

でも、払い除けたら
ずっと怖いままかなって。

泣きたい時は泣いていいと思う。

きっと、感じとれる。

自分の中にその人がいる事を。