小学1年生の時の体育の先生


当時はカナヅチだった。

泳げない僕は、1人居残り練習となった。


屈強な体の先生が、

いきなり僕を抱きしめた。


「このまま大プール行くぞ。」


大きな音を立てて、

先生に抱きしめられたまま

何度も潜ったり顔を出したり。


「今度は眼を開けれるか?」


僕は頷いた。

先生は僕を1人にしなかった。

水は全然怖く無くなっていた。


海の近い田舎でカナヅチでは、

夏休みにひとりぼっちだ。


「おぉ?もう大丈夫そうだな。」


僕の顔をみて、満足そうに笑う。

先生は僕を1人にしなかった。

記憶に残ってる学校の先生

 

 

 

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