コヨーテはどこに | kataraが語る

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気ままじゃないアメリカ生活

ポカポカ陽気はどこにいってしまったのか、今日はまた冬に戻ったかのように寒い。冬ジャケットを着るほど寒い。

 

今住んでいるところは、大きな都市から40分ほど郊外に出たところで、朝夕は特に静かになる。12年前に引っ越して来た時は、空き地がそここにあった。うちの前も大きな草っ原で、コヨーテ、オポッサム、フクロウなんかの野生動物が住み、ハゲタカがグルグルとその上を飛んでいたものだ。夜になるとコヨーテやフクロウの鳴き声が良く響いた。

そうこうしているうちに、大都市への通勤圏が広まり、この辺りの土地開発の勢いが大きくなった。うちの家の前も、市の他の空き地同様に整地されあっという間に家が30件建った。散歩道にあった空き地も、建設途中の家でいっぱいになりつつある。あの平成狸合戦のように、野生動物の行き場が無くなっているのではないかと、心配でたまらない。

 

今日久しぶりに遠くでコヨーテの合唱を聞いた。どこかで頑張って生きてる。良かった。