この間の金曜日。
学生達に「環境問題」をテーマに作文を書いてもらうことに![]()
できない学生たちに、学生達の能力をはるかに超えた課題を出すのは、本当に心苦しいです・・・![]()
能力をはるかに超えた、というのは・・・うちの学生たちは、
お子ちゃまが多いので、そういうことに関しては全く興味がない、というか・・・考えられないというか・・・
でも、そうも言ってられないのです。やらねばならないのです!
今回は自分の国が抱える環境問題について、
①概要を述べる
②その中で一つ取り上げ、その現状を詳しく述べる
③その状況が続けば、将来どうなるか予測する
④そうならないように解決策を考える(個人、国や地方自治体ができること)
⑤まとめ
というように設定いたしました。
できるクラスだと、こうやって構成をお膳立てしなくても、ちゃんと自分達で考えることができるのですが・・・
うちのクラスはほとんどの人が無理です・・・悲しい限りです・・・![]()
まあ、今回は話し合いをせずに、個人個人で、考えてもらって書いてもらうことにしたのです。
留学生試験では、一人で考えなければならないわけですからね。
(一応、留学生試験の記述対策も兼ねているつもりです・・・)
みんな相当真面目に取り組んでおります・・・![]()
そして、頼んでもいないのに、一人一人、私を自分の席に呼びつけ、自分が書きたいテーマを、教えてくれます![]()
「海は先生、何色?」
「青」
「緑ですよ。C国の海は、草原のようになっている。」
「草原?」
「はい、海草がすごい伸びて、海の中に森林があるようです。」
「え?!」
「本当です。たぶん、先生は見たことがないから驚くと思います」
「何でそうなるの?」
「汚い水を流すから。」
「じゃあ、食べちゃえば?!」(人間以外は何でも食べる、というからねえ。。。
)
「とても臭い。本当に汚いから、それはみんな食べたくないと思う。」
「へ~。(食べちゃえばっていうのは、冗談だったんだけど・・・)」
「先生、変な魚がたくさんいる」
「変な魚?」
「はい、目がたくさんあるとか、形が変な魚。」
「目がたくさんあるの?」
「ほんと。私見たよ。とても気持ち悪い」
「・・・ふ~ん。工場から汚水を海に流しているから?」
「たぶんそう」
「恐ろしいね・・・」
「先生、顔が黒くなるのも、環境問題でしょ?」
「顔が黒くなる?」
「そう、友達と一緒に遊びに行って、2時間くらいウロウロして、うちに帰ったら顔が黒くなる。」
「そうなの?」
「鼻の穴の中が、黒い。」
「へ~。排気ガスがすごいんだね。」
「はい。もうみんな慣れたけど、日本は大丈夫だね。」
「黒くまでは・・・ならないよね・・・」
「先生、野菜を食べて病気になるのは環境問題ですか?」
「どういう意味?」
「野菜を作る人が、農薬を使うから、それを食べた人が病気になった。」
「ああ・・・それは・・・ちょっと違う。食の安全が守られていない、ということだから。」
「でも危ないでしょ?」
「もちろん、危ないよ。」
「農薬を使うのは環境破壊じゃない?」
「う~ん、広く言えばそうかもしれないけどね・・・」
「じゃあ、お金のない人が、動物を殺して食べる。どんどん動物がいなくなるのは、環境問題?」
「ええ?!」
「山にたくさん、動物がいるでしょ?鹿とかいのししとか、鳥とか。それを殺して食べる人がいる。」
「街にいる犬とか食べる人もいるよ」
「ええ!・・・そうなの?」
「お金ないから。」
「それは、環境問題じゃなくて・・・・動物愛護の問題・・・かなあ・・・」
もちろん、私が知っている、ゴミ問題、赤潮、砂漠化や酸性雨などについて書いている学生もおりましたが・・・
面白いことに、みんな全員、違う問題について取り上げておりました!
それだけ、本当に・・・色々あるんですね・・・![]()
彼らの書いたものを読んで、ちゃんと理解できるかしら・・・![]()
奇形魚や海草がジャングルになっている、などは、本当に私たちが通ってきた公害問題と同じなんでしょうね。今がちょうどC国の経済成長の真っ只中にあるので、工場が排水をどんどん海に垂れ流している結果なのでしょうね。
最後の二つは・・・環境問題とは言い難いと思いますが、驚きです。
「でも先生、国はたぶん隠しているからもっとたくさんあると思います。」
「そうなんだ。じゃあ、これから、どうしたらいい?」
「どうしようもない。仕方がない。」
「え?!」
「何もできない。」
「放っておくの?」
「国がしないから、しょうがない。」
「でも何かできること、あるでしょ?」
「個人でやっても、あまり意味がない。」
「そんなことないかもよ。今、TwitterとかFacebookとかあるんだから、みんなに呼びかければ、大きな力になるじゃない。」
「みんなあまり、興味がない。」
「無理。」
・・・このあたりが去年のクラスとの違いです・・・
最終的には、日本語力ではなく、知的レベルだな、とつくづく思うわけです・・・
C国内だけではなく、うちのクラスも問題山積です![]()
最後に・・・
「先生、人間がどんどん環境を破壊してるでしょ?だから、地球が怒って、今、色んな災害が起こってると思う。」
Tちゃんが、こんなにかわいいことを言うなんて!![]()
さて、どんな訳の分からない作文が提出されるか・・・今から考えるだけでも恐ろしい・・・![]()
今朝の4時まで呑んだくれて、今日の朝、10時半からRさんのレッスンでしたが・・・何とかなりました!緑のキャップは本当によく効く!素晴らしい!