今日は
Rさんのレッスンでした。
レッスンの後、いつも
ご飯をごちそうになります![]()
今日は、
イタリアンレストランのテラス席で、のんびりランチ。
その時のこと。
「日本人は本当にレベルが高いと思う。」
「レベル?何のレベル?」
「同僚と話をしても、ちゃんと何でも話ができる。」
「どういう意味?」
Rさんが言うには、日本人はみんな、どんな話題でも大体の話ができるというのだ。
私は当たり前じゃない?と思ったんだけど、
「H国では、同じサッカーのチームメイトだったら、必ず1人か2人は、サッカーか車か女の人の話しかできない人がいるから。」
「ああ、なるほどね。」納得。
で、なんでそうなのか、と言うと、H国の
教育制度。
これは、ずっと前にH国の前の領事に聞いて知っていたんですが、本当に日本とは違うんです。
H国は、小学生までは、日本と同じようにみんな同じ地域の子供が集まって、同じように教育を受けます。
だけど、卒業時、つまり12歳になると、それぞれ別の道に行くんです。
テストがあり、6年、5年、4年、の学校、そして、職業訓練所みたいなところに振り分けられちゃうんです。
(仮に6年の学校をA、5年の学校をB、4年の学校をCとしておきます。)
Aに振り分けられた人はエリートです。そのまま行けば、大学に行けます。
だけど、B、Cに振り分けられた人は、専門学校のような学校にしか行けません。
エリート順に書くと・・・
小学校→A→大学→就職
小学校→B→専門学校1→就職
小学校→C→専門学校2→就職
小学校→技術者→就職
Cに行った人は、頑張らないとBに移ることはできません。
しかも、Bに移れても、1年多く行かなければなりません。
例えば、C学校の3年生を終えて、B学校へ移ったとしても、Bの3年生からしか入れません。
BからAの移動も同じです。つまり1年ずつダブるのです。
大学は15しかありません。大学へ行ける人はAを卒業した人だけです。 10%もいません![]()
Bを卒業して進める専門学校1を卒業すれば、小学校の教師、ホテルのマネージャーなど、そういう仕事に就けけるそうです。
Cを卒業して進める専門学校2を卒業すれば、病院の看護師、銀行員、本屋さんなどだそうです。
つまり、小学校を卒業した時点で、ある程度の職業が決められてしまうのです。
「でも、小学校で全く勉強しなくても、15歳くらいから勉強に目覚めて、どんどん成績がよくなる子供もいるでしょ?そういう人はどうするの?ABCに入れなかった子の中でも、すっごい勉強すれば、よくできる子だっているんじゃないの?」
「滅多にいない。」
「分からないよね?」
「だいたい、小学校で分かる。」
「そうかな?」
「頭がいいとか悪いとかは、そんなに変わらない。」
「私がH国にいたら、大学なんか、絶対に行けなかっただろうな。」
「うん、ほとんどの人が行けないから。」
「まあ、そうなんだろうけど・・・・親は怒ったりしないの?もし、自分の子供がCにも行けない、って言われたら?」
「でも、テストの結果を見せたら、すぐに分かるでしょ?」
「それで納得するの?」
「仕方がない。だって、先生も、頭の悪い人がクラスにいて、一緒に勉強するのは、イヤじゃない?」
「・・・それは仕方がないよ。」
「私はイヤだし、私よりもっと頭のいい人と勉強するときに、ぜんぜん分からなかったら、それは本当にプレッシャーだし、イヤだ。だから、このシステムはいいと思う。」
ABCそれぞれの学校では、毎年進級試験があります。そして、その進級試験に合格しなければ、もう一年同じ学年を繰り返したり、あまりにも点数が低いと、下のランクの学校、AからB、BからC、に落とされるそうです。
Rさんのお兄さんは、Aの学校を普通でなら6年で卒業ですが、9年も行ったそうです。
また、Rさんは、化学とかは全く勉強したことがないそうです。
ABCの学校でも、ほとんどすべてが選択で、自分の興味のあることを勉強するんだそうです。
もちろん、ABC、それぞれの学校で勉強できる内容も違うんです。
その辺りが全く違います。日本では中学校までは、どんな科目でもとりあえずバランスよく勉強しますよね。
その話をすると、
「だから、日本人は、何でも話ができる。H国は、本当に上のレベルの人と、下のレベルの人の差が激しい。だけど、日本人はそんなことは、あまりない。」
「きっと、H国よりは、差はなさそうだね。だって、そのABCのシステムが、きっとより多くの差を出してるんだと思うよ。一番勉強できる年頃なのに、全く勉強しない子供もいるんだもん。早い人だと、15歳くらいから働くってことだよね?」
「もっと早い人もいると思う。」
「中学校卒業の15歳くらいで、自分の進路決めるなら、分かるんだけど、小学校を卒業して、13歳なんて子供の時から、「はい、あなたはバカだから、手に職をつけましょうね」って言われて分けられると、何か、可能性を奪われた気がする・・・。それに、手に職をつける人が、バカだとは言えないし。大学行っても、そんな仕事、したい人もいるかもしれないでしょ?」
「大学に行く人で、そういう仕事をしたいと思う人はいないと思う。それに、勉強ができなくても、働いて、お金をもらわなければならないから、仕方がない。」
「・・・バカって小学校で決めちゃうのもな・・・」
本当にH国はどこまでも、Practicalです![]()
私も、相当Practicalな人のようですが、ここまでではありません。
私たちには理解しがたいところがある、と思うのは私だけでしょうか?
サッカー選手の中には、大学に行った人や、Cの学校にも行ってない人、色々いるそうです。
Rさん曰く、Cの学校にも行ってない人は、サッカー以外の話題は、酒、女、車、だけだそうです。
日本のサッカー選手たちは、どの人も、政治や経済などの社会的な話もできることに、驚いたそうです。
なるほど・・・ね
「本当に日本に生まれてよかったかも。H国だったら、Cにも行けなかったかもね。」
「でも、先生は、先生してるから、きっと、Aに入って、大学に行っていると思う。」
「いや、絶対に無理!そんな10%なんかに、入れないもの!行けてもBじゃない?」
ほんと、みんな一緒、平和の和を大事にする日本でよかったです♪![]()
ああ、でも、日本でこんな制度を取り入れたら・・・今よりも、もっと教育ママ、モンスターペアレントが出てきそうですよね・・・![]()
私、H国だったら・・・今頃・・・何してたんだろう?!
教育の話をひとしきりして、その後はサッカー談議。あまりにも話が盛り上がり、歌の練習、超大幅遅刻しちゃいました!来週はちゃんと遅刻しないで行きます!