サマースクールで忙しい毎日を過ごしております・・・ガクリ

この暑い暑い中・・・稼げるときに稼いでおけ、ということでしょうか。


毎年、このサマースクールでは、必ず、会う人がいます。

そのたびに・・・何となく悲しくなります・・・しょぼん


私たちは勝手に、残念な人、と名づけているのですが、その、残念な人には2種類あります。

今から見つけよう」としている人と、「もう見つけた」人です。


去年は「今から見つけよう」としている人が、5人ほど来ておりました。

その人たちは、ほとんどの人が、「ダンサー」として、文化交流者ビザ、というちょっと特殊なビザを持っていることが多いのです。これは、昔、ブラジルやハワイなどに、日本から移民した人が多かったことから、ブラジルのサンバや、ハワイのフラのスペシャリストたちに、文化交流のために簡単に?来られるように、優先的にビザを渡した背景があるようです。


さて、最近の「ダンサー」、「踊れないダンサー」が多いのです・・・顔

旧ソビエトからの人がほとんどです・・・

ソビエトが崩壊した後、民主化が進み、貧富の差が広がってしまった結果です。

去年の彼女達、毎日、「下着のような格好で来ちゃいけません!」と言いたくなるような、とても、目のやり場に困る服で、来ておりました。(A国の男性から、クレームが出ていました。)


でも、とっても素直なので、時間の言い方を勉強していたとき、

「何時から何時まで働きましたか?」と聞くと、

夜10時から朝4時まで」と、答えておりました。


・・・察してください・・・そういうことです見猿


やはり、お仕事が忙しくて、朝が辛かったのか、みんな1週間ほどでやめてしまいました・・・

「配偶者ビザ」に変更するために、日本に来た「今から見つけよう」としている人たちです。


今年は・・・「見つけよう」としている人たちに、私は会っていませんが、「もう見つけた人」は二人ほど教えています。

2人とも・・・見ていると・・・本当に悲しい・・・見猿


一人は、旧ソビエトの国から来た人。22歳で、元モデル、とっても、とってもキラキラ美しい彼女です。

最初の日に、彼女の保護者らしき人と一緒に来ているのを見ました。

え・・・!!!叫び」と絶句してしまうほど、絵に描いたようなエロ親父です。

事務所にいて、みんなが見ているのにも関わらず、自慢げに見せびらかすようにさわりまくって・・・

下品極まりない、服の趣味も異常に悪い、(パッチワークのようなアロハシャツのようなシャツに、ピンクのスウェットパンツ、極めつけはカンカン帽です!想像してください!酷いでしょ?!)50過ぎくらいのオヤジです。本当に不快でした。

後で聞くと、ご主人だそうです・・・泣


もう一人。

彼女は、アジアの国から来た人です。

彼女も最初のアンケートを見ると、日本語が必要な理由に、「主人との会話」と書いてありました。

ご主人、彼女の言語はもちろん、話せません・・・


彼女、私の担任のクラスにいます。(サマースクールでも一応担任制度が取られております。)

一応、責任のある立場なので、どうにかしてあげなければならないのですが・・・

本当に大変です。

なぜ大変かと言うと・・・・彼女、学校というものが初めてなんです。

そう、自分の国でも行ってなかったんです。

こういう人に会うのは初めてです。


何が大変かというと、例えば、

これは(     )ですか。

私たちは、どんな言語で書いてあっても、(      )←こういった括弧記号や、 _____←こういう、下線を見ると、何か言葉とか、数字を入れなければならない、というのは分かると思います。

でも、これって、学校教育で、そういう訓練を受けてきたからなんです。


田中:はじめまして。田中です。

山田:はじめまして。山田です。どうぞよろしく。


こういった、形も、「田中さんと山田さんが話をしている」、というのは、すぐに分かると思うのですが、彼女にとってはチンプンカンプン。

一つ一つ、説明してあげないと、分かりません・・・

日本語を教える以前に、こういうことから教えるのは、初めての経験です。


あ、当然ですが、彼女、ひらがな、カタカナも読めませんし、ローマ字も読めないんです。

一生懸命、耳で聞いて、それをひたすら自分の国の言葉で表記しております。

お互いに、本当に大変です・・・。彼女が持っている、文法の解説書を、一つ一つ指差しながら、「今はこれをしている」という確認をしながらでないと、進められません。

(自分の国の言葉は読み書きできるのが、本当に救いです)


金曜日に彼女からある手紙を渡されました。

彼女のご主人からの手紙です。

内容は、自分は彼女の言語は全く分からないし、これから習うのも、無理だ。今のままでは、全く意思の疎通が取れないから、どうぞくれぐれも、よろしくお願いします、というものだった。


何とも言えません・・・ムムム

ただただ、悲しいだけです。

国で学校にも行けなかった人です。恐らく、色んな事情を抱えて、日本に来たんだと思います。責める気持ちはありません。


「ジャパ行きさん」・・・この言葉を最近は聞かなくなりました。言葉自体は死語なのかもしれません。80年代くらいから増えてきた、日本に出稼ぎに来て、水商売などで生計を立てていた東南アジア系の女性をそう呼んでいました。「今から見つけよう」という人が多かったと思います。


最近目立って増えてきたのが、上に書いたような、「配偶者ビザ」の人、そう、「もう見つけた」人です。

お互いに苦痛ではないのでしょうか?全くコミュニケーション取れないんです。

もちろん、お互いに色々な事情があったんだと思います。

私が入り込む問題ではありませんが、見ていると、悲しくなってきます・・・


私の仕事は、「日本に来た外国人たちが、少しでも日本の生活を快適になるようにお手伝いすること」だと思っています。だから、その手段の一つとして、日本語を習得することだ、と思っています。

学生達との出会いは奇跡に近いものがあります。この広い世界で、本当に縁があって出会った人たちです。


たったの1ヶ月ですが、自分にできることを、日本語以外に何をしてあげれば、彼女達の生活がよりよいものになるか、この夏も考えてみます。



キティー キティーちゃん  逃げてしまう「もう見つけた人」もたくさん見てきました。男性も安易にお金を出さないようにして欲しいものです。