先週、日本語留学試験の一回目が終わりました。
これは、外国人が日本の大学に行くために、受けなければならないテストです。
それとは別に、日本語能力試験というのがあります。
これは、日本語の能力を測るもので、N5~N1まであります。
大学側が要求する場合もありますが、主に、専門学校や、大学院、就職をする場合、これが目安にされることが多いのです。
そして、国に帰って彼らが就職する時、N2かN1を取っておくと、かなり有利になるようです。
というわけで、学生達はかわいそうですが、またまた、今週末もテストです
Rさんも、今週末、この能力試験を受けます。
まずはN3の挑戦です!
2010年からシステムが新しくなりました。前は1級から4級まででした。
N3は、前の2級と3級はあまりにも差がありすぎたために、新しくできたレベルです。
(2級は漢字1000字、語彙6000語、3級は、漢字300字、語彙1500語程度です。)
Rさんは、3級は持ってるんです。でも、N3は、前の3級とはレベルがかなり違うんです。
例によって、問題例です。よければ、どうぞ!
http://www.jlpt.jp/samples/n3.html
この間の日曜日、Rさんの授業でした。
総まとめ、として、テスト形式のものを準備していきました。
Rさん・・・本当に文法が大好きで・・・私とも文法ばかりやっていたので、文法は問題ないと思うんです。
一回もやったことはありませんが、聴解も、問題ないと思います
問題は・・・読解、文字語彙。本当に心配なんですが・・・
「今日は、テスト前の最後のレッスンだから、ちょっと、テストっぽいもの持って来たよ。」
「え?テスト?ああ・・・分かりました・・・・。やらないほうがいいんじゃない?」
「なんで?」
「やったら、もっと心配になるかもしれない。」
「ああ・・・でも、あと1週間あるから、分からなかったところ、弱かったところをちゃんと、知っておけば、自分で勉強できるでしょ?」
「そうですね・・・」
と、Rさんはいやいやだったけど、ちょっと強引にやってもらった。
Rさんは、嬉しそうに、N2の文法の本を持っていたので・・・きっと、N2を始めたかったんでしょうけどね。
本当に気が早い!
「文字語彙と、文法、どっちからやる?」
「文法からしましょう!」
・・・やっぱりね!
そして・・・程なく、文法のところが終わり・・・答え合わせ。
Rさんすごい!間違えたのは1問だけ!
すごい!![]()
「すごいね!間違ったの、1問だけだよ。」
「文法は、本当に大丈夫。」
Rさんも自信満々!
「じゃ、次、文字語彙やろうね。」
「はい。」
そして・・・文字語彙。
かなり、苦労している
。嫌がってやらなかったから、仕方がない。
Rさんが間違った問題の一部
〈文字〉
*ここで写真をとるのは、きんしされています。
1 停止 2 禁止 3 防止 4 阻止
*夏は、つめたいビールが飲みたくなります。
1 冷たい 2 令たい 3 玲たい 2 怜たい
〈語彙〉
*彼の意見に賛成して( )人が多かった。
1 うなる 2 うやまう 3 うらやむ 4 うなずく
*首相があらわれると、皆( )立ち上がった。
1 いっちに 2 いまにも 3 いっせいに 4 いちじ
同じ意味のものを選びなさい
* 父は、昔通っていた学校をたびたび訪ねている。
1 そろそろ 2 つぎつぎ 3 たまたま 4 しばしば
正しい使い方を選びなさい
*一見
1 どうぞご一見ください。
2 インフルエンザは、一見普通の風邪と間違えてしまう
3 一見してもいいですか。
4 いい映画は一見だけではなく、何度も見たいものだ。
*たしかに
1 たしかにあの人が山田さんです。
2 答えが合っているかどうか、たしかにめました。
3 明日晴れたら、たしかに遠足は行われます。
4 山本さんは、たしかに来るかもしれません。
お分かりの通り・・・Rさん、文字語彙はボロボロ!![]()
半分ありませんでした・・・5割は欲しいところですが・・・ありません!
無理やりでも文字語彙、やらせれば良かった・・・![]()
「Rさん、どうする?結構・・・ひどいね。」
「本当に、漢字は大事ですね。」
「でしょ?」
落ち込んでいる・・・やっぱり、Rさんが言ったとおり、やめておけばよかったかしら?!
「でも、文法、頑張ったら、大丈夫。」
「でもねえ、文法が良くても、新しいシステムになってからは、合計点じゃなくなったからね。」
「え?」
「前に説明したよ~!」
前のテストは合計で6割あればよかったんです。
だから、文法で90点くらい取って、文字語彙が、30点と悪くても、合計では、6割になります。
だけど、新しいシステムになってからは、180点満点で、95点以上が、合格なのですが、全項目で、3分の1以上取らなければ、合格できないんです。(読解がかなり、心配!)
もう一度説明すると、
「・・・・合格できると思うけど、合格できなくても、大丈夫。今度、頑張って、N2合格すればいいから。」
「まあ・・・そうだよね。。。」
「絶対、来週からは、漢字、やりますから、お願いします。」
「漢字、絶対にやろうね。」
ちなみにうちの学生たちは、N2を受ける子と、N1を受ける子と、います・・・まあ、難しいでしょうね。
うちの学生たちも、上のRさんが間違えた問題は、できないと思います・・・特に、最後の「たしかに」は、結構難しい問題です。