今日は自分のクラスです。
今日は、賛成か反対かの意見文を作文の時間に書かせようと思いました。
さて、テーマは何にするか・・・
前に教科書で、高齢化社会を取り上げたものを読んだはずなので、
「最近、両親を老人ホームやデイケアセンターなどの高齢者介護施設に入れる人が増えています。あなたは、自分の両親を、そのような施設に預けることに、賛成ですか、反対ですか。理由をあげて、あなたの考えを書いてください。賛成、反対だけではなく、もう一方の立場についても触れながら、書いてください。」
という問題を作ってみました。
6月に行われる留学生試験の記述の部分をかなり意識した授業です。
http://www.jasso.go.jp/eju/img/shikou_02_htm/shikou_02.htm
↑平成13年の記述問題です。記述はPage5です。ご参考までに!
お手本としては・・・
まず、そうなった背景(なぜ利用者が多いのか)を客観的事実を書き、
そのあと、自分は賛成か、反対かの立場を明らかにし、その理由を挙げて、
その後、逆の立場のことにも触れて、「それでもやっぱり、」みたいな形で、自分の意見を論理的に展開して、
まとめができれば、万々歳です![]()
でもまあ・・・いきなり書けというのも、難しいと思い、最初にディスカッションの形をとりました。
まずは、クラスを真っ二つに分けて、Aチームは高齢者介護施設のいい点を、Bチームは悪い点を、話し合ってもらった。
何となく・・・Aチームはそこそこ、ちゃんと意見が出ている。いい点の方が、見つけやすいようだ。
が、Bチームは、意見が何も出ていない。
「ちゃんと、考えて話してよ。」
「先生、悪い点は、ありません。」
「なんで?悪いところもたくさんあると思うよ。」
今回のクラスは、割と、お子ちゃまが多い。苦労せずにここまで来た感じの子が多い。
だからだろうか?「考える」ということをあまりしない。人任せだ![]()
「老人ホームって、無料だと思う?」
「お金要りますよね。」
「安いと思う?」
「高い。」
「じゃあ、それだって、悪い点だよね。」
「ああ。」
「他にはない?」
「働いている人が大変です。」
「うん、そうだよね。じゃあ、どうなるの?」
「働いている人が病気になる。」
「じゃあ、そこに入ってる人はどうなるの?」
「あ、世話をする人の仕事が多いから、ちゃんと一人ひとり丁寧なサービスがもらえない。」
「そんなところに、自分の両親、預けられる?」
「無理。」
「じゃあ、そういう可能性もある、っていうことは、心配だよね。」
「はい。悪いことですね。」
少し突いてやると、全員ではないが、色々考えられるようだ。
でも、
前のクラスのように、盛り上がりには欠けるクラスだな~と思っておりました。
どうでもいい話は、本当に色々うるさいくらいに話しますが、こういう真面目な話になると、活発からは程遠い感じです
さて、その後、
「じゃ、いい点を考えてくれたAチーム、発表して。」と、考えた意見を発表。
A「いい点は、ちゃんと、よく知っている専門家にお世話をしてもらったほうが、安心できます。」
「じゃあ、それについて、Bチームは、どうですか?」
B「でも、専門家でも、忙しかったら、ちゃんとした世話をしてもらえないかもしれない。」
A「え?でも、専門家ですから、大丈夫ですよ。私たちは何も知らないでしょ?何もできないこともあるかもしれないでしょ?」
B「自分で勉強したら、大丈夫ですよ。自分の親ですから、ちゃんとしっかり、世話します。」
A「専門家だって、仕事で、お金をもらえるから、ちゃんとします。」
B「でも、親子の愛のほうが、強いです。」
まるで、子供のケンカ・・・口ゲンカ。見てる分には、面白い!
次に、悪い点を考えてくれたチームからは、「老人ホームに入れたら、入れた子供達は、怠け者になってしまう」という意見が出た。そうすると今度は、
A「怠け者じゃなくても、仕事があったり、自分の子供の世話があったりしたら、自分の親の世話はできないかもしれないでしょ?」
B「でも、自分の親でしょ?ちゃんと面倒みないとダメですよ。遊んでばかりいてはだめ。」
A「遊んでるんじゃなくて、時間がないよ。」
B「でも、遊ぶ人もいるんじゃない?」
A「遊ぶ人もいるかもしれないけど、でも、自分の子供が楽しい時間を過ごせば、親は嬉しいんじゃない?」
意外と盛り上がっております、激しいです
こんなのが、30分ほど続き、最後のほうは、本当にヒートアップして、立ち上がって、意見を言い出しました。
こういうクラスなんだ・・・
負けず嫌いというか・・・最初は、「悪い点なんかありません
」とか言ってた子まで、熱くなっております。
「先生、どっちが正しい?
」殺気立っております![]()
「別に・・・どっちが正しいとか、正しくないとかじゃないんだよ。」
「どっちの方が、勝った?」
「いや、別に勝ち負けを決めるために、話してもらったんじゃないから・・・。」
何となく腑に落ちない顔をしている・・・![]()
「で、お互いの意見を聞いて、みんな、いいところ、悪いところ、色々分かったよね。」分かったかな?!
「・・・最後に私から質問。みんなは、自分の両親を、そういう施設に入れることに反対?賛成?」
「絶対に反対!」と全員。![]()
「え?あんなに、いい点を言ってたのに?」
あんなに、激しく言い合っていたのに?!
「先生、人間のやることではありません。」
「え?」
「親をそんな、知らない人に世話をしてもらうのは、本当の子供じゃない。非情です。人間じゃない。」
「え?そうなの?でも、仕事とかで、とっても忙しいんだよ。年寄りになった両親を家に1人だけにするのは、もっと心配じゃない?火事になったりしても、大変だよね?」
「老人ホームとか、デイケアとかは、子供がいない人が行くところです。」
「仕事よりも、親が大切でしょ?」
「お金がないと生活できないでしょ?」
「友達とかに、借りればいいです。後で返せばいいんです。」
なるほど・・・ね。
「だから、先生、早くこども作ったほうがいい。」
「へ?」
「誰も、世話をしてくれない。困るでしょ?」
「ああ、そうだね。」
「先生、急いで!」
「ああ・・・はい。」
作文の準備のために用意したチャート用紙には、韓国の学生
Iちゃん以外は、全員、「反対」で、始めていた。
聞くのが怖かったから聞かなかったけど・・・こんなに、利用している人が多い日本・・・彼らは「人間じゃない」と思っているのだろうか?!
彼らが全員提出したあとで、例として、私が書いたものを渡してみようと思っているのだが・・・「賛成」で書いてみよ~!
「先生は人間じゃない!」って言われそう・・・![]()
リンクを貼ると・・・スペースがうまくいきません・・・何度やっても、詰まってしまう・・・はあ。
読みにくすぎです。すみません・・・