学校でのこと。
「~など」の復習。今日の文法項目のメインは「~など」だ。
「____や____などに行ってみたい」 という下線部に適当に言葉を入れる問題。
「大阪や神戸などに行ってみたい」と言ったので、
「行ったことないの?」と私。
「もちろんあります。」と言うので、
「じゃあ、おかしいよね。」と言った。
周りの学生も、
何がおかしいの?
という顔をしていたので、
「『行きたい』と『行ってみたい』は何が違う?」と聞いた。
すると
「『行ってみたい』はその場所に行って、いろいろなものを、見ます」と答えた。
「それは・・・『行って、見たい』だよね。」
「違いますか?」
「違う~!」
私がこの子達を受け持ったのは、4月から。そのときには、初級の文法学習は終わっていた。
「教科書を終えた」と「その中身を身に付けた」は全然違う。私たちの英語教育だって同じだと思う。
たとえば、仮定法過去完了を理解している人はどのくらいいるだろう?さらに、これを使って話せる人はどのくらいいるだろう。
私たちは別にもう受験するわけじゃないし、日本で生活しているわけだし、英語は必要ないからいいんだけど、彼らは、ちゃんと基本事項を身に付けないと、これから大学に進学しようっていうんだから、本当に困る。
4月から受け持って、毎日必ず、何かしらの初級文法を説明しなおしている。。。まあ、「知らないけど、まあいいや」、って思って過ごされるより、ずっといいと思うけど・・・![]()
「~てみます」の使い方を説明し、「~てみます」と「~たいです」を引っ付けたら、「~てみたいです」になることを説明。
「先生、初めて聞きました。」
「うそ!」
「ほんとです。」
あまり同業者の悪口は言いたくないけど、新しいことを教えるときに、ちゃんと分かるように説明してあげないと、学生たちの耳には残らない。「先生何か言ってる~」くらいにしか受け止められない。
だから、たとえ先生が説明したとしても、その説明の仕方が悪かったら、学生たちの記憶に残らないから、「聞いたことがない、初めて聞いた」になってしまう。
どうも・・・うちに今いる学生たちは、本当に初級文法の後半ほとんどを、「先生、何か言ってるね~」くらいで聞いていたようだ。ほぼ全員「初めて聞きました!」という感じで聞いている。
説明を終えて目をキラキラさせて、
「先生のうちなどに行ってみたいです
」と作り変えられた。
はあ・・・また今度は「~など」について説明しなければ・・・
こんなのの繰り返しです。。。つらい!
みなさんは、「~たいです」「~てみたいです」の違いは分かりますか?普通に使っている言葉ほど、違いって分からないもんですよね。