宗歩四間飛車 | ノーマル四間飛車32銀型のブログ

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宗歩四間についてまとめる。

基本図。

45歩を突くには33角と一度タダで上がる必要があると思う。宗歩四間は角交換と36歩の有無の場合分けで4通りのパターンに分けられる。

  1. 角交換36歩有り
  2. 角交換36歩無し
  3. 生角36歩有り
  4. 生角36歩無し

【1】角交換36歩有り

基本図より▲25歩△33角▲36歩△45歩▲33角成△同銀▲68銀△53銀▲66歩△62金▲67銀△44銀▲77桂△82角

 

後手ペースの展開になる。

 

【2】角交換36歩無し

基本図より▲25歩△33角▲68銀△45歩▲33角成△同銀▲66歩△53銀▲67銀△62金▲77桂△44銀▲75歩△35銀▲76角△32角▲65歩△46歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲47歩△42飛▲66銀

一例だが玉頭を張れば先手指しやすいと思う。ただ実戦でされることは無かった。

 

【3】生角36歩有り

基本図より▲77角△33角▲66歩△45歩▲67金△53銀▲25歩△62金▲68銀△44銀▲86角△52飛▲36歩△35歩▲38飛△36歩▲同飛△43銀

以下一例は▲37桂△35歩▲16飛△34銀▲46歩で先手良しと思う。86角に43飛~35歩~42角とぶつけるのも一策。また△35歩に代えて△55歩と正面から行っても一局か。

※擬装宗歩四間の5筋位取りの形に組めると聞くが、後手の44銀を待ってから36歩と突けばそうはならないのではないかと思ったり思わなかったり・・・

 

【4】生角36歩無し

基本図より▲77角△33角▲66歩△45歩▲88玉△53銀▲67金△62金▲98香△44銀▲99玉△35銀▲68角

後手不満。

△44角などは考えられたが▲88銀△26銀▲36歩~▲59角があり、他にも先手が正確に対応すれば後手の仕掛けは成立しない。後手の方針が難しい。