古いしみのしみぬきと若い時の着物をどう着れるようにするか | 着物クリーニングまるやま まるやまのりこのブログ

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こんにちは クリーニングまるやま まるやま のりこです

お店に いらしたお客様のご相談
若い時の お着物 このままでは着られないので
なんとかしてほしいとのこと

染め直しが 一番と思うのですが 予算がない
この派手な真っ赤な花が...

予算など考えて 花の色を落ち着いた色にしました。
画像では 分かりづらいのですが
しっくりとおさまりました。

なによりお客様が喜んで下さった事が\(^-^)/



↓の画像 大きくして みて欲しいです
白いところ 綺麗になりました


さて 問題です。
この襦袢のしみですが 原因はなんだと思いますか?




私は 最初色移りかと思いました。

絹の襦袢 使おうと思ってしみがあるので
洗濯機に入れて がらがら洗ったそうです!Σ( ̄□ ̄;)

で もちろんしみは取れず くしやくしゃ
しみに漂白剤を!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!

そうしたら 上の写真

強アルカリの漂白剤に反応したのが原因

絹は アルカリに非常に弱い繊維で 場合によっては
溶けてしまうこともあります。

よく [漂白してみます]とお客様に言いますと
[生地が痛まないか?]と質問されます。

アルカリのものは 使わないので 生地を痛めるようなしみぬきは
しません。
↓三枚の画像
一枚目 これはたとう紙 カビて茶色くなってます



その カビが着物に移り 濃い茶色のしみに❗


しみぬき開始
地色を抜かないように 弱い液でしみぬきする選択をしました。


少しづつ 抜けてきましたが ある程度落ちると
そこから落ちなくなります。
それをさらに 工夫し落としていきます。

30年以上前のしみは 手強いし 時間がかかります。
こちらのお着物 10月中旬のお約束なので
仕上がりましたら ブログで公開させてくださいませ。


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