2009年7月に2回目の手術を終え、その月のうちに大阪のT先生に解析結果を聞きに。


平滑筋肉腫という病気は一つの病気と思っていたら、人それぞれ全然別物の性質を持っているそうです。

僕の特徴は平滑筋のマーカーであるαSMA、分化マーカーCalponin1,SM22が陰性、

一番ショックだったのが標的遺伝子療法の標的分子になるCalponin1が陰性であったこと・・・

ショックを受けていたら先生から


「カルポニンプロモーターを使わない組換え型HSV-1を開発しており、カルポニン陰性の腫瘍にも対応しているよ!勉強してる?」


と励まされました。

治験準備も同時進行していますので、肉腫に対し決定的な効果を期待できる標的遺伝子療法の完成が手の届くところまで来ています。 それまでは絶対頑張らねば!!


また、腫瘍に対して栄養を供給するための新生血管の量が非常に多いとの結果でした。

主治医の判断は抗がん剤で術後処置をした方がよいと言う事でしたが、T先生の判断は「腫瘍が無い状態で奏功率が低い抗がん剤をむやみに投与すべきではない」でした。


新生血管が多いと言う事で、抑制剤のサリドマイドとセレコックスを服用し経過観察しながら9月のPET-CT検査を受けることに。