脂肪のかたまり?筋腫?

とにかく血管を圧迫していた物さえとれれば浮腫みも取れて

元の生活に戻れると思っていました。


手術は開けてみると静脈、動脈に腫瘍が浸潤しており、

動脈をその場で取る訳にはいかず、静脈だけを切除し、

あとは抗がん剤等で対処するつもりだったそうです。

ですから動脈に絡む腫瘍はそのままで手術を終えその日の手術は6時間で終了。


術後先生から「どうもあまりよくない物の様な感じです。体調が落ち着いたら抗がん剤治療などを考えてください」

との一言に

「あ~癌だったんだ・・・」

とショックを受けたあの瞬間が未だに忘れられません。


その後、入院中に主治医から病理検査の結果を聞きましたが、

「平滑筋肉腫という病気でした」

「ん? それって癌ではないんですよね?」

「はい、癌ではなく肉腫です」

「ホッ! 良かった癌ではないんだ!」

と今思うと幸せな?事を言っていた自分でした。


退院してネットで自分の病気を調べるにつれ

壮絶な闘病生活を終え旅立たれた先輩方のブログを拝見し

血の気が引く思いでした。


10万人に1人? なんで自分が? どうして? 

なにか僕が悪い事した? 宝くじも当った事ないのに・・・


後日診察で主治医も病気の重大さを後で知り

残してきた腫瘍の危険性から直ぐに手術をしたほうが良い。と一言。


そして残してきた腫瘍を取り、さらに動脈を取り、人工血管を入れることに。

その時の先生の言葉が、

「症例の少ない病気で僕も初めてです。一緒に頑張っていきましょう」

先生の言葉に凄く不安を感じましたが逆に知ったかぶりをしないだけましかな?

とも思い、とりあえず色々調べることに


手術までの2週間あまり、ネットでたどり着いたキュアサルコーマの存在

この病気の権威であるT先生に直ぐに連絡を取りセカンドオピニオンを以来

その事を主治医に話すと、

「良く探しましたね!良かった!T先生と連絡を取り合ってやっていきましょう」

少々不安は残りましたが、T先生からも自分のお腹の中の状態を知ってる先生を手放してはいけません。

とアドバイスを貰っていたのでお願いすることに。


そして最初の手術から1ヶ月後に第2回目の手術が決まりました。