卒業してからしばらく経つのだけれど、思い出しながら書いていきたいと思う。

(Canada最高裁判所の事例下記記載) 

 

2ndセメスターをなんとかクリアした私。

振り返ってみると会計学が一番難しかったことには変わりはないのだが、

純粋に英語が難しすぎて理解できなかった科目があった。

 

法律である。

 

最も難しいと聞いていた3rdセメスターの法律の授業。

2ndセメスターのマーケで痛い目をみた私は、気を引き締めてちゃんと1週目から授業に参加。

 

先生が入場。

見た目がまず怖い先生なのだが、

飯食ってる学生をみつけて一言。

 

”出ていけ”

 

これには学生騒然ww

 

カナダ人にしちゃ珍しいタイプの先生だな~と思いながらチュートリアルが始まる。

チュートリアルの詳細は覚えていないので割愛する。

 

その後数回授業を受けてみて感じたこと。

 

これは教科書を買わなければ・・・・・・・・・・・・。

 

今までの授業で教材はほとんど買わなかった。

理由は1stセメスターの時に数回しか使用しないバカ高い教材を、

教授達に騙されて購入して以来懲りていたから。

(その後1stセメスターで使用した教材は後輩たちに売りました。)

 

 

当時クラスで話題だったチャイナタウンにある本屋さん(仮)にクラスメートと行くことに。

お店はDundusストリートの近い方にありました。

 

 

↓当時使ってた教材。

法律の授業に使う教材なのに$20で入手したのはご愛嬌でということで。

あの店は今でもあるのだろうか・・・。

 

 

まあ読んでみても内容が意味不明なんですよこれが。

何度も何度も読んでも内容が理解できない。

インターナショナルスチューデントのクラスメイトと、

これは中国語で書かれているなんてネタにしながら、

どうにかこうにかテストやれ課題をこなしていく日々…。

 

仕方がないのでCaseをGoogle検索して毎回毎回内容を確認することに。

 

分かりやすい事例を載せておきます。

例)

1. Jordon House Hotel Ltd. v. Menow and Hosberger (1973)

The Supreme Court of Canada recognized that a tavern owner had a duty to protect intoxicated persons from injuries that they might suffer on or off the premises.
Menow (the defendant) drank to visible intoxication and was ejected from the Jordon House Hotel. As he walked along the highway, he was hit by a car. Menow successfully sued the driver and the hotel. Menow, the driver and the hotel were each held one-third at fault.

Cases following this landmark decision have placed a duty of care on establishments. Establishments must be sure people are not harmed when they leave an establishment in an intoxicated state.

 

要約をすると、バーのオーナーは酔っぱらいの客がケガするかもしれないけれども、

それについて責任をとれよということ。

Duty of CareっていうのがHospitalityの法律では基本の考え。

とりあえず分らなかったらDuty of Care書いとけってくらい。

 

このMerowさんって方はJordon House Hotelのバーで酔っ払っていたところを追い出されてしまいます(この方態度が悪いと有名だったとか)。

そのあとハイウェイ沿いを歩いているところを車にひかれ、ドライバーとホテルを訴える。

カナダの最高裁判所は原告の訴えを認め、ドライバーとホテル双方に3分の1の責を認めさせた。

 

 

Whitlow v. The Cross Eyed Bear Tavern (1995)

Mr. Whitlow consumed alcohol at a Legion. He left and shortly after entered the tavern where he consumed more alcohol. While there, he went to use the restroom located down a stairwell. Shortly thereafter, he was found unconscious at the bottom of the stairs. No one saw him descend the stairs. No one saw him fall. He died shortly thereafter. The staircase had a protruding bulkhead. There was a sign on the bulkhead “(Watch your Step/Head!!!)”.

The court found that the bulkhead was one of the causes of Mr. Whitlow’s fall. Mr. Whitlow was found to be extremely intoxicated (18-21 drinks) from the drinks served in either the tavern or the Legion. The warning sign had a reduced effect due to his intoxication. The tavern failed to adequately monitor his consumption of alcohol.

The court found:

  • Mr. Whitlow 80% at fault for his own “damages”.
  • The Tavern 15% liable.
  • The Legion 5% liable.

Condition of the premises is unsafe for use of customers when it is foreseeable that customers may be intoxicated. It is interesting to note that the Legion’s liability was based on “foreseeable danger” to an intoxicated person and a duty to take some active steps to protect them.

 

Whitlowさんという軍人さんが軍でアルコールを摂取後、すぐにまたバーでアルコールを摂取。

その後階段下のトイレを使おうした所、飲みすぎが原因で階段から落ちて死亡。

誰も階段から落ちるところは見ていなかったとのこと。

お店の階段にはbulkhead(階段の天井部のようなところ)があり

頭上を注意するよう喚起のサインがあった。

上記について最高裁はWhitlowさんの死亡原因の一つはbulkheadにあるとした。

Whitelowさんは軍かそのバーのいずれかで提供されたドリンク(18~21杯)でかなり酔っ払っていたとされる。

 

・80%はWhitlowさん自身の責任

・15%はバーの責任(顧客のアルコール摂取量のモニタリングを適切に行えていなかった)

・5%は軍の責任

 

テストだと、こういう問題について法律の用語を使いながら、

どちらに責任があるかっていうのを述べてく。

 

 

私は暗記するのは得意だったので、

内容自体は難しかったけれどもBをとることができた。

この科目はグループワークが少なかったし、

マメテストが多かったので日本人の私には相性が良かったと思う。

 

ただカナダの法律のベースがないので、

一般教養のような問題はものすごく難しかった。

 

 

やっぱり小、中あたりである程度行政や国のなりたちを勉強してないと、

厳しいんだなあとこの時痛感したのでした。

 

 

2ndセメスターで突然学校が経営しているレストランで働かされることを告知される私。

 

サマースクールとって夏に学校来るのも億劫なのに

さらに金払ってる学校側から働かされるって…。

今にして思うと完全に詐欺としか思えない件。

George BrownのHospitalityにもいくつかコースがある。

当時は5つくらいかな?

-Tourism/Leisure

-Hotel Management

-Culinary Arts

-Food and Beverage Manegement

-Special Event Management 

今は名前が変わってるようだけど中身はだいたい同じ。


【システム】

Culinary専攻の生徒が調理。その他コースを専攻している生徒たちがホストやサーバー、バーテンをローテーションにておこなう。ディッシュウォッシャーだけは人を雇ってた。当時はRoseって黒人のおばあさん。

教授が口を酸っぱくして言ってたこと"Roseの代わりはいないから、絶対に彼女の気を損ねるな。厨房裏にお皿を下げる時は必ず綺麗に残飯をゴミ箱から捨てて渡すように"とのこと。

未だに納得できない力関係である。



午前と午後のシフトがあり、週2で働く。

セメスター終了時に、チップはみんなで山分け。

昼も夜も料理は全てコース。


外観はこんな感じ。

 

内観

 

授業風景

授業が始まる前に、シェフ科の生徒たちが作った料理のお勉強と称した試食会。

これが割とクオリティが高いのなんの。

たまにパンとかはお持ち帰りができるので、それだけを楽しみに頑張ってたなー。 


クラスメイトの誕生日会をした時の一枚。ぱしゃり。 

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ではまた。 


今私は翻訳のお仕事を幸運にも、フルタイムという形でやらせて頂いている。

これは本当に神様がくれたラッキーチャンスかもしれないということに最近気づいた。

 

ぶっちゃけ翻訳のお仕事って仕事の質うんぬんより、どれだけ仕事ひっぱってこれるかによると思う。

 

よく生活してる中で見る翻訳ってけっこう間違ってる。

いやいや~このレベルなら私のができるわってのもよく見かける。

だけど世の中そう甘くないし、そういうふにはできていない。

フリーナンスなんて夢のまた夢で、経験積んで10年後出直してこいってやつである。

 

これは翻訳に限らない話かもしれないけど、フリーランスでやるってなると、基本的にネット頼りになってしまう。となるとやっぱり経歴と実績重視になる。(あたりまえか)。仕事の応募するにしても面接はないので、ポートフォリオ見せるのが手っ取り早い。ただ特定を恐れてなんだか躊躇してしまう…たとえそれが一般公開されてるHPでも。

NDA的な問題があるので特許資料なんて見せられるわけないしなー。

なんだか頭が痛い。

 

且つインターネットせい/おかげで、今翻訳を受ける側って腐るほどいる。日本だけで同じパイを食い合ってる場合ではないのです。例えばちょっとSOHOなんて覗いてみると猛者ばかりである。はっきり言って私が太刀打ちできる相手ではない。早稲田とか津田塾卒業のエリートNY10年在住です・・・みたいな。あまのじゃくなのでこんな経歴ウソだろとは思ってはいるけれど笑。

 

さらに追い打ちをかけるようにAI技術というものが最近注目を浴びている。(これ以上開発されないで・・・)AIが発達した未来では雇用形態って本当に変化すると思う。これもはや翻訳の仕事なくなるんじゃね( ;∀;)???

2035年正社員が消える…

20年後の「働き方大革命」報告書

https://dot.asahi.com/wa/2016092800195.html?page=1

 

今働いている会社のオフィスにはWebデザイナーさんが多くて、副業についていろいろ教えてくれるのだけれど、やっぱり税金のことも考えると大人しく働いている方が平和なのかなって思う今日この頃。マイナンバーのせいでこれからグレーはなくなりますね。

 

 

日本の官僚はすごい。めっちゃ嫌いだけど。