※これは、私が「Go!プリンセスプリキュア」を見て、感想・考察・解釈等を書き残した、記憶と研究の為の覚え書きになります。
第21話
ディスピアよりさらなる強大な魔の力を与えられ、パワーアップしたトワイライトが「元の姿」を取り戻す、重要回である。
フローラは、トワイライトの強力な力の前に決定的な敗北を期したかと思われた時に、ある大きな気づきを得た。
「トワイライトの心の中にこそ希望がある。ということは、この勝負はトワイライトに元の心を取り戻させることができれば勝てる。」
初めてトワイライトと会った時、何故、彼女のバイオリンの音色に心が惹かれたのか。
それがこの瞬間で分かったのだ。
それは、心を閉ざしていてもバイオリンを弾くトワイライトからどうしようもなく「希望の力」があふれ、はるはるに届いていたからである。
それほど、トワ様の希望の力は強大であったのである。
トワイライトとの勝負に勝つには、その「希望の力」を復活させ、トワ様としての元の心を取り戻す必要があることが分かった。
そこで、カナタはトワイライトに向けて、彼女と共に幸せな時を過ごした、幸福の音色であり、夢の音色であり、希望の音色である例の演奏をした。
そうすると、もはやトワイライトとしてではなく、トワ様としての心が反応し、硬く、黒く閉ざされていた心が、明るい扉を開くように、優しく穏やかにときほぐされ、その輝きを徐々に取り戻していくようであった。
それはカナタの郷愁の音色を聞いたトワ様の涙が証明している。
この回でもう一つ重要なのは、トワ様は夢の方向性としてはプリンセスプリキュアの「グランプリンセスを目指す」というものと同じであったということ。
ただ、その夢に対する“思い”と“手段”を誤ってしまったが故に、このような大きな乖離を生じてしまったのである。
それはちょうど「闇の権力者」たちが、彼らとしては地球を良くしたい一心でこれまで様々な人類規模での計略を行ってきたことと似ている。
彼らはこれまでの人類史において「自分たちの頭脳でこの世の全てをコントロールする」という思いにより、「戦争、飢餓、食品汚染などによる人口削減」、「独善的な人類管理」を行うという、まさに誤った思いと手段であったがゆえに、この世界を結果的に絶望的な未来へと導いてしまった。
ただ、繰り返しになるが、その方向性は「地球を良くしたい」なのである。
この例示のように、如何にトワ様の「少しの失敗で」あわれで悲惨な結果を生んでしまったかを示している。
そのトワ様は今後、どのような未来を選択し、どのような復活を遂げるのか、それは今後のレビューで書きたい。