仙台という場所 | Eternal Thousand bells from 学習アドバイザー&家庭教師[久遠]~子供達・ご両親・これから巡り会う皆さんへ

仙台という場所

恋をしました。


その女性は、幼い時から、様々なスピリチュアルな経験をされている女性でした。私は、彼女に感化され、仙台に在住していた4年間、様々な霊的経験をしました。その経験が、今の私の、いわゆる、「スピリチュアルな事象」に対する考え方に、大きな影響を与えました。


一生のうちに何人も得られないであろう親友と出会いました。


厳しいことを伝えてくれる友、穏やかに微笑んでくれる友、常に道化を演じて周囲に藁をもたらす友。


彼らと出会えなければ、私は、誰かを心から信じることを、学べなかった。誰かを心の内側に宿すことが、暖かいことなのだと知りえなかった。


たくさんの仲間が、後輩が、同じ空間を共有できる人達と出会えました。


TRPGでコンベンションを主催しました。シルバードーンという、コンベンションでした。

仲間には、片思いした女性もいたし、両思いになった友人たちがいたり、、、。なにより、ゲームという媒体を通じて、いろいろな思いを語り合い応援しあう雰囲気があふれていました。

365日のうち5割は、常に自分のアパートの部屋には仲間たちがいて、たくさんのことを、キャラクターを演じることで、吸収していました。


私が、人と触れ合う仕事を選んだのは、この空間があったからだと言えます。




でも。



空港が水に満たされ、津波が押し寄せ、市内は停電に覆われ、美しかった並木道は静寂に包まれ、そして、暗闇の中、じっと、耐えている同じ時間を過ごした名も知らない仙台の人々が映像として自分の目に飛び込んでくる。



喉に熱いものがこみあげ、心臓がバクバクと音を上げ、その衝撃を受け入れられない脳が悲鳴を上げ、心が切り裂かれ、ただ、静かに涙が流れて。



連絡をとることができない自分には、被害者の名前に、友人や、恋人や後輩であった人々の無事を願うことしかできない。



人の命のはかなさは、十分承知している。

でも、儚く散っていい命など、どこにもない。


大切な人たちよ。



生きていて。




そして杜の都仙台よ。



強い生命力を発揮して。



ただ、願う。