日本国憲法改正草案(自民党)における国民主権の規定は、主権が国民に存するということで、ほとんど変わりがありませんが、その条文の中で天皇陛下を元首とする旨が規定されている。
国民主権を語るときに避けて通れないのが天皇陛下の立場がどうなるのかという問題だ。
天皇陛下の地位新旧比較
①明治憲法
地位の根拠 天照大神の意思(神勅)に基づく
性格 神聖不可侵な存在→不敬罪
権能 統治権の総攬者
②現行憲法
地位の根拠 国民の総意に基づく
性格 人間宣言による神格性の否定
権能 国事行為のみ。国政に関する権能なし。
③改正草案
地位の根拠 国民の総意に基づく
性格 元首
権能 国事行為のみ。国政に関する権能なし。
以上、明治憲法、日本国憲法、憲法改正案における「天皇」の概念をまとめてみました。
「天皇」に関する規定の批判の趣旨は私のみたところ
①天皇の君主化
②日の丸・君が代を憲法上制定
これをもって王政復古になるのではないかというものです。
改正案の条文を列挙します。
第一条「天皇」
天皇は日本国の元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は主権の存する国民の総意に基づく
第二条「皇位の継承」
皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室規範に定めるところにより、これを継承する
第三条「国旗及び国歌」
①国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。
②日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。
第四条「元号」
元号は法律の定めるところにより、皇位の継承があったときに制定する。
第五条(天皇の機能)
天皇は、この憲法に定める国事に関する行為を行い、国政に関する権能を有しない。
用語説明
元首 とは 国の第一人者(外交儀礼上も天皇は元首として扱われている)
象徴 とは 抽象的で無形な何ものかをあらわす具体的で有形なものを示す
主権 とは 国政の最高決定権
現行の日本国憲法がどうなっているかというと
憲法第一条「天皇の地位、国民主権」
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
たしかに元首という言葉が入ったことで、ある意味危うさを感じるひともいるかもしれないが、何故「元首」という言葉が使われたかというと、それが現実的な扱いだから。。そうでなければ「元号」(四条)にしても外交儀礼上の問題としても形がつかない。
ここで「元首」という単語が用いられたことで、何か危険性があるのかというと、あくまでも主権者は国民であり天皇は象徴であること(1条)、天皇の機能も憲法に定められた国事行為を行い国政に関する機能を有さない(5条)ここは明確であり、
何も変わらない、天皇を君主化するものではない。
象徴という言葉の意味と使用されている位置をしっかりみてほしい。
改正案3条の君が代・日の丸の問題ですが
「日の丸」はかつての軍国主義の象徴、「君が代」は、天皇の御世を指すとして拒否反応を示すひとも多い。
「君が代」が天皇制を連想させるというひとがいるが、この「君」は、象徴としての天皇である。
日本では、天皇を縦糸にして歴史という長大なタペストリーが綴られてきたのは事実だ。ほんの一時期を言挙げして、どんな意味があるのか。素直に読んで、この歌詞のどこに軍国主義の思想が感じられるのか。
それと「君が代」は世界でも珍しい非戦闘的な国歌である。
歌詞は、随分格調が高い「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」という箇所は、自分の悠久の時間と国の悠久の歴史がうまくシンボライズされていて、いかにも日本的で、私は好きだ。
(安倍晋三氏の著書より)
だからといって、尊重するとまで規定する必要があるのかということになるのだが、
これも安倍氏の著書に書かれていたことから私が推察するに
グローバル化が進んでいるとはいえ、世界を一つの国家と考えることはできない。
国という単位で考えざるを得ない。
だから、国ごとに独自に法律がありまた国土を共にしている以上ナショナリズム(愛国心)が育つ国とそうでない国との間に大きな差が出るのは当然なのだ。
ナショナリズムとか愛国心とかいうと引いてしまうひともいる。
自分が生まれ育った国が好きであるというのは、ある意味当たり前のことなのに
このワードも軍国主義的イメージを持たれてしまう。
東京オリンピックの時の高揚感だとか、
最近では、なでしこジャパンのW杯優勝で盛り上がっただとか、
同じくサッカー日本代表の試合で盛り上がるだとか
WBCで日本チームの優勝に熱くなったとか。。
そういうものこそナショナリズムの現れであって、
誰でもが成長の過程で普通に育んでいるにもかかわらず気づいていないだけなのだ。
そういう気持ちを一つにするツールとして国旗・国歌は必要だということです。
まさに、尊重する必要があるのです。
このての話をしなければならないのは先進国といわれる国の中で日本だけでしょう。
どの国も当たり前にやっている。
尖閣の問題にしても、中国が領空侵犯したり、レーダーの照射をしたりすれば普通、怒るでしょ。
それこそが日本人だということ。
ビジネスにしてもこれがあるのとないのとでは大違い。
今、国の経済政策によって恩恵を受けている企業がどのくらいあるか。
このブログでもたびたび触れてきたが、
日本に対して中国や韓国が最も恐れているのは、
日本がナショナリズムに目覚めること。。
だから、そうなりそうになると腰を折に来る。
靖国神社の問題しかり
数え始めたらきりがない。
尖閣の問題にしても、ただなめられてるだけのことだと指摘したことがあるが
なめられる理由はここなのだ。
現行憲法によって、日本人の常識が抑えられてきた。
憲法を改正しなければならない最大の理由はそこだと私は思います。
以上ですが、天皇陛下に関してはもっと進んだ考え方があってよいと思いますが、今日は護憲派を論破することに重点を置いたため、こういった表現になりました。
古事記などの研究成果などを踏まえる必要もあろうかと思います。
国民主権に関する記事は、明日記事にする予定だったけれど、出来上がったので、早速UPしました。
平和主義に関しても、急いでまとめます。
国民主権を語るときに避けて通れないのが天皇陛下の立場がどうなるのかという問題だ。
天皇陛下の地位新旧比較
①明治憲法
地位の根拠 天照大神の意思(神勅)に基づく
性格 神聖不可侵な存在→不敬罪
権能 統治権の総攬者
②現行憲法
地位の根拠 国民の総意に基づく
性格 人間宣言による神格性の否定
権能 国事行為のみ。国政に関する権能なし。
③改正草案
地位の根拠 国民の総意に基づく
性格 元首
権能 国事行為のみ。国政に関する権能なし。
以上、明治憲法、日本国憲法、憲法改正案における「天皇」の概念をまとめてみました。
「天皇」に関する規定の批判の趣旨は私のみたところ
①天皇の君主化
②日の丸・君が代を憲法上制定
これをもって王政復古になるのではないかというものです。
改正案の条文を列挙します。
第一条「天皇」
天皇は日本国の元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は主権の存する国民の総意に基づく
第二条「皇位の継承」
皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室規範に定めるところにより、これを継承する
第三条「国旗及び国歌」
①国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。
②日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。
第四条「元号」
元号は法律の定めるところにより、皇位の継承があったときに制定する。
第五条(天皇の機能)
天皇は、この憲法に定める国事に関する行為を行い、国政に関する権能を有しない。
用語説明
元首 とは 国の第一人者(外交儀礼上も天皇は元首として扱われている)
象徴 とは 抽象的で無形な何ものかをあらわす具体的で有形なものを示す
主権 とは 国政の最高決定権
現行の日本国憲法がどうなっているかというと
憲法第一条「天皇の地位、国民主権」
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
たしかに元首という言葉が入ったことで、ある意味危うさを感じるひともいるかもしれないが、何故「元首」という言葉が使われたかというと、それが現実的な扱いだから。。そうでなければ「元号」(四条)にしても外交儀礼上の問題としても形がつかない。
ここで「元首」という単語が用いられたことで、何か危険性があるのかというと、あくまでも主権者は国民であり天皇は象徴であること(1条)、天皇の機能も憲法に定められた国事行為を行い国政に関する機能を有さない(5条)ここは明確であり、
何も変わらない、天皇を君主化するものではない。
象徴という言葉の意味と使用されている位置をしっかりみてほしい。
改正案3条の君が代・日の丸の問題ですが
「日の丸」はかつての軍国主義の象徴、「君が代」は、天皇の御世を指すとして拒否反応を示すひとも多い。
「君が代」が天皇制を連想させるというひとがいるが、この「君」は、象徴としての天皇である。
日本では、天皇を縦糸にして歴史という長大なタペストリーが綴られてきたのは事実だ。ほんの一時期を言挙げして、どんな意味があるのか。素直に読んで、この歌詞のどこに軍国主義の思想が感じられるのか。
それと「君が代」は世界でも珍しい非戦闘的な国歌である。
歌詞は、随分格調が高い「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」という箇所は、自分の悠久の時間と国の悠久の歴史がうまくシンボライズされていて、いかにも日本的で、私は好きだ。
(安倍晋三氏の著書より)
だからといって、尊重するとまで規定する必要があるのかということになるのだが、
これも安倍氏の著書に書かれていたことから私が推察するに
グローバル化が進んでいるとはいえ、世界を一つの国家と考えることはできない。
国という単位で考えざるを得ない。
だから、国ごとに独自に法律がありまた国土を共にしている以上ナショナリズム(愛国心)が育つ国とそうでない国との間に大きな差が出るのは当然なのだ。
ナショナリズムとか愛国心とかいうと引いてしまうひともいる。
自分が生まれ育った国が好きであるというのは、ある意味当たり前のことなのに
このワードも軍国主義的イメージを持たれてしまう。
東京オリンピックの時の高揚感だとか、
最近では、なでしこジャパンのW杯優勝で盛り上がっただとか、
同じくサッカー日本代表の試合で盛り上がるだとか
WBCで日本チームの優勝に熱くなったとか。。
そういうものこそナショナリズムの現れであって、
誰でもが成長の過程で普通に育んでいるにもかかわらず気づいていないだけなのだ。
そういう気持ちを一つにするツールとして国旗・国歌は必要だということです。
まさに、尊重する必要があるのです。
このての話をしなければならないのは先進国といわれる国の中で日本だけでしょう。
どの国も当たり前にやっている。
尖閣の問題にしても、中国が領空侵犯したり、レーダーの照射をしたりすれば普通、怒るでしょ。
それこそが日本人だということ。
ビジネスにしてもこれがあるのとないのとでは大違い。
今、国の経済政策によって恩恵を受けている企業がどのくらいあるか。
このブログでもたびたび触れてきたが、
日本に対して中国や韓国が最も恐れているのは、
日本がナショナリズムに目覚めること。。
だから、そうなりそうになると腰を折に来る。
靖国神社の問題しかり
数え始めたらきりがない。
尖閣の問題にしても、ただなめられてるだけのことだと指摘したことがあるが
なめられる理由はここなのだ。
現行憲法によって、日本人の常識が抑えられてきた。
憲法を改正しなければならない最大の理由はそこだと私は思います。
以上ですが、天皇陛下に関してはもっと進んだ考え方があってよいと思いますが、今日は護憲派を論破することに重点を置いたため、こういった表現になりました。
古事記などの研究成果などを踏まえる必要もあろうかと思います。
国民主権に関する記事は、明日記事にする予定だったけれど、出来上がったので、早速UPしました。
平和主義に関しても、急いでまとめます。