1927年から1932年
ウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場
当該会社の調査機関及びハーバード・ビジネス・スクール
①目的
 工場の中の特定作業における照明の質と量が、
 作業内容にどのような影響を及ぼすか?
②結果
 上記条件の差と作業能率の間に単一的な相関関係はない。
③詳細
 Ⅰ「継電器組立実験」
 特定の分離された作業集団
 変数 : 労働時間
      休憩時間
      賃金支払い方法
      作業室の温度・湿度
     などの物理的作業条件
 この変化が、いかなる能率上の変化に結びつくか?
 結果的に、これらの変数と作業能率の間に明確な相関関係はない。
 成果として
  実験の対象となった作業集団の精神的態度に著しい変化が起こった。
              ↓
  作業集団の作業環境に対する態度の改善が見られた。
 Ⅱ「面接実験」
 面接者が従業員と直接面接して、
 従業員が関心を持っていることを語らせる。
  結果的に期待した効果は上がっていない。
 成果として
  この「面接者」というものが、、
  個人の無用な感情的紛糾の原因を除去できる。
  経営にとっての客観的価値を持つ情報源である。
              ↓
  人事管理上の重要な方法となった。
 Ⅲ「バンク捲線観察実験」
 捲線・ハンダ付け・検査の3作業集団が対象
 成果として以下の人間基本感情の存在が判明した。
 ・あまりにも仕事に精をだしすぎてはいけない。
 ・仕事を怠け過ぎてはいけない。
 ・仲間の誰かが迷惑するようなことを、
  上司にしゃべってはいけない。
 ・あまりに他人におせっかいをしてはいけない。
              ↓
  組織には自然発生的に非公式な組織が存在する。
④意義
 Ⅰ物理的作業条件と能率の間には従業員の感情や意欲
  といった主観的態度が大きく影響する。
 Ⅱその態度は非公式組織の人間関係により大きく影響を受ける。
              ↓
  能率の向上は労働者の感情や意欲を無視して達成できない。
  この感情を充分に理解するには個人的経歴や職場の状況などの
  全体的状況に照らしてみなければならない。
              ↓
  経営における「人間の問題」「人間性」の重視