写真は本文と全く関係ありません。


外部報告や業績評価を行うには

実際原価計算や

標準原価計算

でよい。

 

しかし今日は

意思決定のために

存在する原価(特殊原価)


について

書いておきたいと思います。

 

勿論、実際原価計算や標準原価計算が

意思決定に不可欠であるというのは

言うまでもないことで

 

更に特殊原価の概念を知っておくべき

という意味です。

 

これは、

管理会計関連の書籍を読めば

そっくりそのままの部分で


私がここに書くことは


特に私独自の考え方があるというのではなく

物の見方として

常に自分の頭の中に入れておきたい概念です。

 

以下、特殊原価について記述します(抜粋・財務管理 西澤修 著)

 

①取替原価

 

 現在使用している機械・設備または原価要素


 と同一のものを新に取得する場合に消費される


 と予測される原価のこと。
 
 
 特にインフレなどによって価格が跳ね上がるような場合

 
 取替原価を使用しないと実質資本を維持できなくなる。



②埋没原価

 
 一旦、投下してしまうと再び回収することができない原価のこと。

 
 たとえば油田が枯れて石油が出なくなると、

 
 開発費の未回収額は埋没原価になる。

 
 埋没原価は、当面の意思決定に関係のない原価(つまり非差額原価)

 
 であるから意思決定計算からは除外する。



③差額原価

 
 選択可能ないくつかの代替案が存する場合、

 
 どの代替案を選択するかによって

 
 増加または減少する原価のことで

 
 主として変動費がこれにあたるが

 
 固定費の中にも差額原価となるものがある。



④機会原価

 
 AとBの選択可能な代替案がある場合

 
 Aを選択するとBが選択できなくなる。

 
 この場合

 
 もしBを選択したと仮定した際に獲得されると予想される

 
 利益が機会原価である。

 
 工学ではチャンス・ロス

 
 法学では逸失利益

 
 と呼んでいる。



⑤付加原価


 財務会計上では取得原価を構成しないが

 
 意思決定にあたってだけ原価に算入する必要のある原価のこと、

 
 自己資本利子や受贈資産の減価償却費など



⑥回避可能原価

 
 一定の意思決定を行う場合には支出しなくてすむ原価をいい、

 
 節約可能原価ともいわれる。



⑦延期可能原価

 
いつかは支出しなければならないが、支払を将来に延期することができる原価。