予告していた通り、しばらくブログをお休みしていましたが
ゴエはバタバタと忙しくしていました。
実はゴエ家族のプライベートの話になるのですが・・・
それは去年の12月に血尿が出たゴエパパ。
痛くも痒くもなかったのですが近くの病院に行って調べたところ
クリスマスイブに膀胱(ぼうこう)ガンと宣告されました。
精密検査した結果、膀胱の中に柚子ぐらいに大きく成長してたガンは
ガンの種類でもタチの悪いガンで、正月明けてすぐに受けた内視鏡手術でも
完全に取れきれないほど膀胱に根の張ったガンでした。
そして2月4日、ゴエパパは膀胱を全摘して自分の腸で新しく膀胱を作る大手術を受けたのです。
腸で膀胱を作る???
今の医学の進歩ですねぇ。
それはいくつかの条件が合ってないとできない手術でした。
歳は70歳ぐらいまでで大手術でも耐えらるぐらい若い事
膀胱の他に転移している可能性はないという事
ガンができる場所も尿道に近くなかった事
腸を少し切って 縫い合わせて新膀胱(ゴエの中では腸膀胱と呼んでます)を作る
10時間以上もかかる大手術でした。
手術の説明に立ち合ったゴエは当分、忙しくなる事は覚悟をしていたのですが
プログ更新が出来ないと自分でもわかるほどのアクシデントがありまして・・・
手術する3日前からゴエパパが入院していたので 一人で家にいたゴエママ。
色んなことを考え過ぎてパニックを起こし、倒れて手術の前日に救急車で運ばれました。
朝に運ばれた連絡で飛び起きた途端、ゴエも毎月苦しい思いをするものが始まり
タイミングが悪いな~っと思いながらゴエママの運ばれた病院へ向いました。
そんなドタバタの中、追い打ちをかけるかのように
いつも以上に悪くなってくるゴエの体。
ゴエパパの手術の前夜は血が止まらなく
大きなナプキンでも5分も経たずに漏れてくる状態。
下にバスタオルを2枚引いて寝たのですが
朝起きると真っ赤なタオルになって布団のシーツまで浸透していました。
それでも ゴエママを送迎したり 親戚も来るので手伝わないといけない。
ゴエの状態が悪いのを知っていながらもゴエママは一番頼りにしているのはゴエ。
これから大変な手術を受けるのに 笑顔でゴエパパを見送ってあげたい。
こうなれば
‘倒れても 病院だから なんとかなる!’という気持ちで
体力をできるだけ使わないようにコマ付きの大きなカバンに薬は勿論、
トイレットペーパー2つ、タオル数枚、夜用ナプキン2ケース、着替えを詰め
車を運転して病院に行きました。
手術前は親戚の方達とゴエパパは個室でみんな和やかに話をしていました。
そんな和やかに手術時間を待っている間にも
血は止まらず座っている椅子から床にポタッ ポタッと流れ落ちてきます。
持ってきたトイレットペーパーを気づかれないように床に落として
顔は笑っていても 下ではバレないように靴で床を拭くという
今 考えれば恐ろしい・・・まるで漫画のような・・・出来事。(T_T)
ゴエパパが手術を受ける30分前、これでは立ち上がって見送る事もできないと思ったので
個室部屋に付いてあるトイレに入ったのですが 普通のトイレの2倍広いトイレの床も一面血の海になり
トイレのドアの隙間から流れていく血を トイレットペーパーでせき止めるのが必死でした。
当然、病院のトイレだから横にある呼び出しぼボタンも目に入りましたが
‘ここで看護婦さん呼んだらきっとみんなパニックなる。(-_-;)
この状態をみたゴエママは もっとパニックなるかも・・・’
と思うと呼ぶことも出来ず(´;ω;`)
一人でフラフラになりながらも広~~~いトイレ掃除をするゴエ。
(過去にこんなに必死でトイレ掃除したことがあっただろうか?)
掃除をしている最中、ゴエパパが手術室に行く時間になり(スカートだったので)
バスタオルを股に挟み バレないように歩いて ゴエパパを手術室にお見送り。
まぁ その後も色々あったのですが・・・
親戚も帰り一段落したところで予測通り、最後には病院でブッ倒れてしまいました。
そして これまた予想通りに 病院で倒れたので処置も早い!
おかげで すぐに意識を取り戻す事もできました。
しかし、あまりにもひどい生理痛が去年から続くので
近くの医大病院に検査していた最中だったし 倒れた病院は婦人科がなかったので
そのまま救急車で医大に運ばれ その日は安静にするように言われ
ゴエパパが手術から帰ってきた顔も見れず家で大人しく横になっていました。
ここからは 寝込んでいたので聞いた話になるのですが・・・
家族はゴエが倒れて運ばれた事は 手術を終えて帰ってくるゴエパパが心配しないように
周りの看護婦さんに口止めをしていました。
術後に意識を戻したゴエパパはゴエがいない事にすぐ気が付いたらしいです。
そして ‘しんどいから家で大人しくしている’と伝えた家族。
その後すぐ 目を覚ましたのを知って 手術してくれた先生がニコニコしながら
「○○さん(←ゴエパパ)、 よく頑張りましたねぇ~^^
そして 娘さんも大変だったですねぇ~」 と手術中にも関わらずゴエの情報を知って話す先生。
家族からノーマークの先生がいきなり出てきて
言った言葉に 家族全員焦ったのでした。
ゴエの体調は完治した訳ではなく
これからも 色々と続く話になるのですが
まずは ゴエパパが治ってもらわないと
何も解決しないので ゴエは倒れて1日だけ休んだのち
平日はゴエ、週末は妹と交代で毎日病院に通い
ゴエママも心配なので夜は泊まり込みで一緒にいるような毎日を過ごしていました。
今は妹やゴエの願いも通じて ゴエパパも早く回復するするように頑張ってくれて
3月9日に退院となり 一つ大きな仕事が終えつつあるような気がしています。

ゴエが心も体も折れそうなぐらい大変な時に
プラケースでまだ過ごしている我が家で一番身軽な初音ちゃんを約1週間、
ずっと一緒に行動を共にして ゴエを支えてくえました。
初音ちゃんと一緒にいれたことが どれだけ今回の支えになっていたことでしょう。
一番小さいけど 初音ちゃんもゴエと一緒に頑張ってくれました。(#^.^#)
※後編へ続く