入院前に自宅近くのクリニックで行ったMRI検査の画像上では、まだ脳梗塞は起きていないし、過去に起きた形跡もないとのことでした。

 

入院後に渡された治療の計画書には、「脳血管狭窄」と書いてありました。

 

その後、看護師さんや理学療法士さんたちから、「脳卒中」「脳梗塞」と言われ続けました。

 

入院中にスマホで調べてみると、脳卒中=脳梗塞+脳出血 のようでした。

 

ああ、そうか、入院後の検査で「脳の血流が既に数パーセント落ちている」と言われたのは、入院後に脳梗塞になったからだったのか、と思いました。

 

退院の週に、回診の際に先生に聞いてみました。

「スタッフさんたちから、脳梗塞や脳卒中とよく言われるのですが、入院後になったのでしょうか」。

「今のところなってないです」

「え…、では脳血管狭窄も脳卒中に入るんですか?」

「入らないので、正確には(まだ)脳卒中ではないです」

「そうすると、病名としては、治療の計画書に書いてある脳血管狭窄、ということでしょうか」

「そうなります」

 

とのことでした。

 

退院後に、職場や保険会社に病名を伝える必要があるので、退院時に貰う明細等の中に病名が書かれた書類は何かあるのか、病棟の事務の方に聞いてみました。

 

退院時に貰う書類には、明細に手術名は書いてあるけれど、病名は書いていないとのことでした。

病名が書かれている書類が欲しい場合は、診断書(有料、すぐには発行できない)か、退院証明書(無料、すぐに発行)等の発行を依頼する必要があるとのことでした。

 

そこで、退院証明書の発行をお願いして、退院日の朝にもらいました。

そこにはこう書いてありました。

 

「右アテローム血栓性脳梗塞・急性期」

 

え…、脳梗塞になってたの?

分からなくなりました。

有料の診断書を依頼しようにも、すぐには発行されません。

 

診断書が欲しいなら、退院後に外来で依頼するように指示されました。

(有料だし、保険会社に提出する用紙を使うこともあるかもしれないでしょうからと)

 

退院後に外来で受けた説明では、緊急入院だったことが関係してそのような病名になっている、ということでした。

今後、この病名と一生のお付き合いになるそうです。

 

それによって今後どんな影響があるのかないのか分かりませんが、まだ足の痺れ、指の違和感、頭皮の違和感、頭痛、頭の違和感等があるので、治療や回復に努めたいと思います。

 

(非正規の)仕事に復帰できるのか、正規の仕事に就けるのか(内々定を頂いている)、どんどん不安が高まってきています。

 

そして…、仕事の関係者(伝える必要がない相手)にどのように伝えるのが正解なのか、悩んでいます。

 

手術しました…、言えます。

血管の病気です…言えます。

血管の病気で手術しました…どうなんだろう。

脳梗塞で手術しました…どうなんだろう。

開頭手術しました…言いにくいです。今後、仕事を貰えなくなるのでは?という漠然とした不安。

 

(仕事の関係で)伝える必要がある相手には既に伝え始めました。

慣れてきたら?、隠し立てせず生きていくのが良いのかなとも思います。