突然、大きな穴が足元に開いたら…覗き込んではいけないのです。
あっという間に生きる気力を吸い取りにくるから。
無視して当たり前の毎日をちゃんとこなしていれば寂しがりの穴は塞がって遠くに行ってしまいます。
という、おとぎ話みたいな日常。
結局、諦めてしまいました。
I failed.
出会ってから8年間。
ヘロイン中毒だって気づいてから3年間。
リハビリセンターに突っ込んでから2年間。
甘いか。
甘いね。
先週まで、たった先週まで、将来の事、話してた。
少しづつだけど、小さくていいから、やっていける気がしてた。
やっとクリーンになって、具体的な話までして、穏やかで…つかの間の平和な日々が来て。
甘いね。
よくある話ね。
結局、私、彼女(ヘロイン)以上の女にはなれなかった…。
力もお金も時間も。
沢山、費やしちゃった。
ぽっかり穴があいて、空虚な眼でこっちを見てる。
舐めないでよね。
君の扱い方など、遠の昔に経験済みよ。
覗き込んではいけない。
立ち向かわなくちゃいけない壁と、覗き込んではいけない穴の違いくらいは知ってるわ。
ただ、今回はしつこいの。
空虚な眼がこっちを見てる。
私と目があう隙を狙ってる。
日常は優しい。
日常は何事もなかったかの如く私を包む。
日常はありがたい。
日常が私を守ってくれてる。
ありがとう。
とりあえず日常を生きよう。
