4月の頭から、最近までずっと悩んでいたことがありました。

 

それは、

「植物療法のエビデンスと言われるものの中に、現代医学の医師の目から見て、納得のいくエビデンスはないのではないか?」

ということ、そして

「質が低いエビデンスを使って植物療法の意義を説明することの是非」 

について。

 

ヘルスケアにおける植物療法の有効性について科学的に研究するという動き自体が、比較的近年始まったことであり、研究はまだ未熟であるということは、かなり前から理解していたにもかかわらず、最近になってこんな悩みが出てきたのには理由があります。

 

Twitterを再開し、医療系のジャーナリストや医師などをフォローしたことで、世の中には私の思っている以上にトンデモ医療を広めようとしている人がいること、そしてトンデモ医療に騙される人たちをなくすために、多くの医師やジャーナリストが(正しい医療を、科学的に証明された根拠を使い、論理的に説明するために) かなりの労力を費やしている ということを知ったからです。

 

私が「植物療法についてこんなエビデンスがあります」と広めることも、彼らの目には「質の低い研究結果をエビデンスと言って広めている」ようにうつるのではないか、そんな風に考えてしまったのです。

もちろん私は、「これで病気が治ります!」とか「医者にかからなくても大丈夫!」なんてことを言うことは決してなく、「この精油やハーブについて、こんな研究がされています」と研究結果という事実をただ淡々と伝えるつもりなのですが。

 

私は植物療法を学び実践していますが、もともと科学の力で人の健康を支える薬の力を信じて、製薬企業で16年間働いてきた者でもあります。現代医療の邪魔だけは絶対したくないし、植物療法は現代医療と手を取って人々の健康な生活を支えるものとなると考えています。

 

こういった考えの私が、植物療法の研究というまだ未成熟な分野で出てくる結果にどう向き合うかをずっと考え、現時点での結論が出ました。そのままの熱量で書いたnoteの記事がこちらです。

 

植物療法におけるエビデンスとどう向き合うか

 

 

 

 

 

  • 「十分なエビデンスがないから使えない。」ではなく、「今手に入る研究情報から確実に言えることは何か。」を考える。
  • その上で、安全面には十分考慮し、植物療法としての実践に落としてみる。

これがハーバルセラピスト、アロマテラピーインストラクターとして活動する時の心構えとします。

 

 

そして、植物療法の研究をリサーチする、フィトセラピーリサーチャーとしては、

「最新の研究情報をキャッチアップすること」、そして「情報を蓄積すること」 を粛々と続けていきます。

 

昨日noteに書き、Instagramにも書き、このブログに悩みの発端からの流れを書いたことで、ようやく自分の中でもスッキリと腹を決めることができました。リサーチャーとして、まだ研究論文を見る目自体も未熟なので、量を積み重ねつつ、note にも書いた密かな野望を目指して精進していきます。