疲れとススまみれの環境ではあまり長くは家の中に居られない。

あっという間に時間は過ぎるが、時間を決めないと体調が悪くなる。

今日の片づけを切り上げ、仮住まいを申し込みに行った。

結局一駅先の家から程近い 猫を二匹飼える物件に決めた。

住むのが短いか長いかはまだわからないが、毎日生活する部屋なので窮屈に我慢することがないことを優先した。ここは金額の問題じゃないと思ったので、家賃は私が払うことに決めて、私の意見を通した。

審査があるとのことで、審査の結果待ちとなった。

 

調理器具が焦げとススまみれですぐには使えないこともあって 仮住まいに入れるまでの間だけだと思い、仮の仮住まいでは調理は無しでいくつもりで夜ご飯と朝のパンを買って帰った。

 

帰ってすぐにユニットバスに少しお湯をはり 洗剤とハイターを入れ泡立てる。そこにバスタオル、タオル、下着、服。。と現場から救済してきた取り急ぎ必要な物を放り込む。汚れの酷い物は取りあえず後回しで、見た目汚れの無い 煙臭い物だけを洗う。

これだけ臭いとコインランドリーを使うのが申し訳ないので、仕方なく浴槽の中で足踏みしながらモミ洗う。あっという間に水が真っ黒になる。

排水して絞り、また洗剤とハイターを入れて足踏みして洗う。

匂いがなかなか取れないのでしばらく浸けおきしてからすすいで柔軟剤に浸ける。

普段洗濯機が当たり前にしてくれることを一つ一つ自分の手でやらなければならない。脱水したいが、絞る手に力が入らない。。

旦那と両端を持って絞っても全然びしょびしょだ。

いつかは乾くだろうと、そのままベランダに干した。下にはすぐ水たまりができた。

 

ヘトヘトになって浴槽を洗い、お湯を入れて順番にお風呂に入る。

クレンジングで顔を洗いふき取るとコットンが真っ黒になる。鼻の中まで真っ黒だ。

マスクをしていてもこうだから余程目に見えてなくても粉じんは舞っているのだろう。湯船にも黒い粉が無数に浮いていて、浴槽のお湯の高さに黒い線が出来ている。

こんな汚いお湯の中でも、その温かさに気が緩んで  はぁー  っと声が出てしまう。

 

今日も1日がやっと終わった。