皆さん、こんばんは!


今日は、私が他にも書いているブログ(http://ameblo.jp/cumina-e-nutrizione/ )に掲載した記事のご紹介です!


イタリアと一言に言っても、日本と同じように、

地方ごとに独自の歴史や文化を持っています。

食に関しても独自の文化があります。

その辺りをイタリアの地方別に見ていきましょう~~~!


『イタリア各地の気候風土&郷土料理』


●イタリア料理は各地域の産物を使った郷土料理の集合体
 イタリア料理は、イタリア各地のさまざまな地理形態と気候風土によって作り出された農産物や酪農物、海産物を使った郷土料理の集合体です



●長靴の形をした国イタリア
 イタリアは、ヨーロッパ大陸のアルプスから地中海に突き出た南北およそ1,500kmある長靴の形をした国です。
 北部にそびえるアルプス山脈と、イタリア半島を南北に走っているアペニン山脈が連なり、半島の三方をアドリア海、ティレニア海、地中海、イオニア海に囲まれており、国土の約50%は丘陵地帯、25%は山岳部、残り25%は平野とさまざまな地理形態を生み出しています。
 また、ヴェネツィア方面から吹く冷たく乾いた風や、ジェノバ方面から温暖な地中海性気候の風が吹き、アフリカ方面からは湿気を含んだ生暖かい風シロッコがシチリアや南イタリアに吹き込みます。



 ●北部イタリアの気候風土と郷土料理


北部イタリアは、イタリアでもっとも豊かな地域で、古くから肥沃な土地に恵まれ、農業や、酪農が盛んに行われています。農業では、稲作やその他の穀物が栽培され、リゾットやトウモロコシの粉から作ったポレンタ料理があります。酪農では、牛乳やチーズ、バター、生クリームが生産されます。冷涼で湿気が高く濃霧が発生し冬は厳しい寒さなので脂肪分の高い料理が多くあります。



郷土料理には、ロンバルディア州のミラノ風カツレツや、仔牛の骨付きすね肉を煮込んだオッソブーコ、ヴェネト州のとうもろこし粉を練ったポレンタや、イカ墨のリゾット、リグーリア州のジェノヴァの特産品バジリコを使ったペースト、コモ湖やマッジョーレ湖などの湖水地方でとれる淡水魚を使った料理、ピエモンテ州のバーニャカルダなどがあります。



●中部イタリアの気候風土と郷土料理 


中部イタリアは、東側はアドリア海、西側はティレニア海に面しており、中央にアペニン山脈が走る地域で山海の幸が豊富です。

トスカーナ州のフィレンツェには、フランス料理の元となっているイタリア料理を広めたメディチ家があったことから、フィレンツェにはさまざまな食材が各地から集まり、メディチ家では、ウサギ、いのしし、ラム、牛肉などを塩だけで味付けしたものや、トリッパ(牛の胃)、豆の煮込み料理などを多彩な料理を食していました。

メディチ家のカテリーナ・ディ・メディチが、1533年に、フランス国王アンリⅡ世に嫁いだ際に、イタリアから料理人をフランスに同行させました。今日のフランス料理の基礎を作り上げたのはその料理人たちといわれています。

フォーク、ナイフなどのカトラリーも持ち込まれ、現在のフランス料理の形式が出来上がりました。

 郷土料理には、トスカーナ州フィレンツェの『トリッパ(牛の胃煮込み)』や、キアーナ牛のTボーンステーキ『ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ』、アブルッオ州ローマの郷土料理『サルティンボッカ(
牛肉の薄切りソテー)』や『カルボナーラ』、エミリア・ロマーニャ州はイタリアの食材を代表するパルミジャーノ・レジャーノチーズや生ハムで有名なパルマがあり、サルデーニャ島は、四方を海に囲まれているため、新鮮な魚介類が豊富で『ボッ

タルガ(ボラのからすみ)』が有名です。





●南部イタリアの気候風土と郷土料理


 南イタリアは長靴型をしたイタリア半島のつま先とかかとに位置し、古くから諸外国に支配されてきた地域です。その影響で多彩な食文化をもち現在のイタリア料理を作り上げています。

 その中でも、イタリア料理に欠かすことの出来ないトマトソースの原材料であるトマトは、南米が原産地ですが、15世紀にコロンブスが新大陸を発見した際ヨーロッパに持ち帰り、観賞用だったトマトはナポリ近郊で食用に改良され、今ではイタリアを代表する食材となっています。


 ピッツァ、ジェラート、トマトソース、乾燥パスタなど、現在食べられているイタリア料理の多くはナポリで誕生したといわれています。

 

 アドリア海に面したプーリア州は、郊外にトマト畑やオリーブ畑、小麦畑が広がります。


 バジリカータ州は内陸部に乾燥地帯と荒々しい山間部がありマテーラのパンが有名です。


 カラーブリア州は大半が山岳地帯ですが唐辛子が栽培されています。


 シチリア州は、地中海の交易の要衝であったため、古代から異民族の支配が続き、特にパレルモは“コンカ・ドーロ(黄金の盆地)”と呼ばれる土地に位置し、かつての支配国(アラブ、カルタゴ、スペイン、ギリシャ、ローマ帝国など)の文化が交じり合った様式の教会や宮殿が今も残る州都です。また、マグロ、カツオ漁がさかんで、日本にも輸出されています。