皆さん、こんにちは(^-^)/
古代フェニキア人がモティア島に伝えたといわれる、塩作り。
イタリア料理教室を始めた当初から使っている『トラパニの天然海塩』がどのように作られているのか、自分の眼で確かめてきました。そして、モティア島を訪れ、考古学博物館や遺跡を見ながら、大好きな古代文化と歴史にどっぷり陶酔し、その古代を妄想してきました(あっ、わたし、妄想族なもんで 笑)
それはさておき、塩気はしっかりありつつ、後味はまろやか、ミネラルのうま味を感じる
古代フェニキアの人々からの『自然の贈り物』天然塩作りについて、モティア島の対岸にある町トラーパニ在住のシチリア食文化研究家の佐藤礼子さんにご説明していただきました。(レイさん、その節はお世話になりました(^-^)/ありがとうございました(*^.^*))
天然の海塩の材料は、海、太陽、そして風(^-^)/
紀元前241年、ローマとカルタゴの長~~~い戦いの序幕『第1次ポエニ戦争』後、シチリアはローマ領となり、ローマ兵には、当時貴重であった塩を給料として支払いました。
イタリア語で塩を『Sale(サーレ)』と言いますが、現在の『サラリー』の語源になったと言われています。
手前のほうの海水がピンク色なのはプランクトンなどの色で、そのプランクトンをエサとして食べているフラミンゴたちは、なんと淡いピンク色をしているのです!!!
さて、さて、
塩作りが始められる時期は、3月中旬から!
その製法は、
①海面と同じ高さの一番目の塩田(陸から一番遠い塩田)に、海水を引き込みます。
この時利用するのが、地中海の風!この風によって風車を回し海水を塩田に引き込みます。
②一番目の塩田に引き込まれた海水は、蒸発して塩分を増し、二番目の塩田に引き込まれます。 この海水は『アックア・マードレ(母なる水)』と呼ばれています。
③二番目の塩田で、3月中旬から2か月ほど水分を蒸発させます。
この間、海塩水濃度3%から27%にまで水分を蒸発させます。
④三番目の塩田(陸に一番近い塩田)に引き込まれた塩分濃度27%の海水が、10cmほどの結晶化した塩になったら、いよいよ収穫が始まります。
⑤収穫の時期は、7月15日頃から9月下旬まで行われるそうです。
『サリナイオ』と呼ばれる塩職人さんの手によって結晶化した塩を掘りおこし収穫された塩は、小山状に積み上げられます。
⑥塩の小山は、さらに機械によって大きな山状になります。
⑦収穫が終わり、10月頃から、『テラコッタ(かわらみたいなもの)』をかぶせ、雨や風やほこりを防ぎひと冬を越します。
⑧えぐみやアクを取り除き出荷されていきます。
トラーパニで見た塩作りは、自然の力を使った昔ながらの製法で、古代の人たちの知恵と技術が詰まった貴重な産物でした。感激
トラーパニ一帯は、塩作りに欠かせない3大要素『風、気温、湿度』が揃っており、地中海の海水は天然成分『マグネシウム、ヨード等』が豊富に含まれています。











