前回に引き続き…
違いシリーズ第二段
今回は、ホームカラーとサロンカラーの違いについて説明したいと思います
ご来店頂いている、お客様の中には…
たま～に、ホームカラーをされている方がいらっしゃいます
理由は、色々だと思うのですが…
『美容室に来る時間がなかった～
』とか『今月、買い物し過ぎてお金なかった～』
『ごめんなさい
』って、謝られるんですが…色々な理由があると思うので、怒ったりはしませんが…
お客様の髪は、泣いていると思うんです
私は、そこが心配です
なので、今日はホームカラーとサロンカラーの違いを書きたいと思います
まず、ホームカラーのメリットは？
✓ 安くて早い
✓ 美容室に行く時間が省ける
✓ 好きな時間にできる
デメリットは？
✓髪が痛む
✓色持ちが悪い
✓色のバリエーションが少ない
✓ムラになりやすい
サロンカラーのメリットは？
✓キレイに仕上がる
✓髪が痛みにくい
✓色の種類がたくさんある
✓色持ちがよい
✓トレンドのカラーができる
✓オシャレなカラーができる
デメリットは？
✓時間がかかる
✓コストがかかる
カラー剤の違いってなに？
市販のカラー剤とプロ向けのカラー剤では、同じアルカリカラー剤でもブリーチ効果に違いがあります！
市販のカラー剤は、ブリーチする際の薬の強さが一種類しかなく、法律で制限された上限に近い強いものがほとんどです。
明るくしなくていい場所にも、同じ薬でトーンアップするため、必要以上に髪を傷めてしまいます。
プロ向けのカラー剤は、ブリーチ効果の強さも、強いものから弱いものまで種類が多く、根元と毛先で使い分けるなど最低限のダメージにおさえることができます！
良く聞く、１剤・２剤ってなに？
ホームカラーをしたことがある人は、分かると思いますが、カラー剤は１剤と２剤を混ぜて薬を作ります。
1剤は色。２剤は、それを髪に浸透させるものです！
市販のカラー剤は、この２剤が日本の基準の最強レベルと言われています！
これが、『ダメージ』と『ムラ』の原因なんです。
ダメージは、サロンカラーの約5倍と言われています
まずは、髪のことを考えてみてください！
毛先は、根元より何度もカラーをしていたり、パーマやストレートをしたりしていると思います！
髪全体を細かく見たときに、全ての毛が同じ状態ということはほぼありません！
何となく分かりますか？
ダメージが強い毛も、健康な毛も同じ薬で（しかも最強レベルで)
染めています
それが、ホームカラーの大きなデメリットなんです
サロンカラーは、この２剤をその人の髪にあわせて数種類ある2剤から、その人の髪に合わせて選びカラーリングしています！
「ダメージがある場所は、やさしい2剤で」「発色しにくい場所には、逆に強い薬で」など、お客様の髪の履歴や状態を診断し薬剤レベルを弱くしたり、強くしたい調節しているです
染め方の違いは？
美容室では、仕上げたい髪の色や現在の髪の色、ダメージの状態をチェックして、使うカラー剤をたくさんの中から選びます。
一色に染める場合でも、何種類ものカラー剤を混ぜたり、塗り分けたりしていんですよ
そして、染める前後にダメージを抑えるために、トリートメント処理をしたり・カラー剤に専用のトリートメントを混ぜるなどして、痛みの度合いによってケアしながらカラーリングをしています
ホームカラーをお勧めしない理由、少しは分かって頂けましたか
カラー剤は、薬品で取り扱いを間違えればとても危険なもの。
逆に言うと、お客様は知らないから安易にホームカラーをされてるんだと思います！
大切なご自分の髪の毛です。
もっと大切に、可愛がってあげてくださいね
