
* * *
本当に本当に突然…
なんの脈絡もなく…
近くで、あーでもないこーでもないってお連れの方に言ってたオジさんが
「なっ、お姉さん。これ亀を飼うのにイケると思う?ちっちゃいのが10数匹おるんじゃ(居るんだ)けど」
…と、派手なピンク色のA4サイズくらいの四角いトレイを持って質問してきました。
「え?!か、亀ですか?」
…焦るフジヒラ

しかし平然とオジサンは、本当に当たり前のように「うん、そう」と言いました。
あまりに当たり前のように言われたので、なんとなく答えるのが当たり前な雰囲気が漂いました。
「…うーん。10数匹居るなら2つ必要そうですね。あとピンク色より白とか透明の方が亀さんが落ち着くのでは?」
…と、亀に色が見分けられるか知らないのですが答えてみました。
しかしその返事が、オジサンにスイッチを入れてしまったのですヽ((◎д◎ ))ゝ
「うーん。そうか。あ、でも水槽があるから、買うのは1個でええんよ(いいんだよ)。今引越したばかりでねぇ。亀をお風呂で飼ってる状態で。」
「それは大変ですねぇ(お風呂入る時はどうしてるんだろう?)」
「そう、大変なんよ。フィギュアが趣味じゃけぇ(だから)、引越ししょっちゅうしとって」
いきなり趣味の話に方向転換するオジサン。
「え?!フィギュア?(スケート?人形?どっちだろう?)」
「そう。フィギュアが好きで集めとるんよ。ものすっごい数をたなにばーっと並べとるんじゃけど、場所がどんどん無くなって…(ここから数分フィギュアについて熱く語り始める)…お姉さん、フィギュア好き?」
「え?!あ、フィギュアは良く分からないけど、人形は好きです。人形の服を作ったり、それを教えたり・・・」
「え?!マジで?!

「え?!いや、呼ばなくて大丈夫ですよ。(「今度」からってどういう意味?!(°Д°;≡°Д°;))」
「いやー先生か。うん、あんた落ち着いとる」
「あ、ありがとうございます。(どういう意味だろう…( ̄Д ̄;;)」
…と、まあこんな調子で、実際にはこの3倍くらいオジサンはしゃべっていたのですが…
その後、じゃあな。と言われ開放されたものの、店内ですれ違うたびに、
「先生、またな!」
「先生、がんばれよ!」
と、大声で 声をかけられていました(;´▽`A``
そして極めつけは…
「亀にもよう言っとくわ!

でした。
その時のフジヒラの返しは、
「はい!よろしくお願いします!」
です

何を言われ何をよろしくしたのか分かりませんが…
実話です
