今、東京で起きるかもしれないと毎日のように言われている大停電。
「大停電」というキーワードでいつも引き出されるのは、2003年8月の「カナダ・北米大停電」の記憶。
その時、私はNYに居ました。
2004年初夏に帰国したので、それがNYライフ最後の夏の出来事。
もう、何年も経ってるけど、今でも鮮明に思い出せる。
夕方まだ明るい時間、私は自宅に居て、パソコンに向かっていたと思う。
突然全てが落ちた。
1階に居る管理人マイケルに、家のメンテナンスでもやってるの?と聞いたら、違う、ブレーカーが落ちたのかな?確認してくると言われて数分後。
ナオ、停電みたいだよ、と。
きっとすぐ電気は戻るだろうと思ったらとんでもない。
2時間ほど経過したところで、あきらめて外に散歩に行ってみた。
家に居てもつまらないと思ったのか、夏休みの子供達がわんさか、なぜか大人たちもわんさか。
(自分もその日は家に居たのに、外に居る大人たちは働きに行ってなかったのか?!と疑問に思ったものです・・・笑)
ラジオや電池のCDプレーヤーを外でガッツンガッツンかけて、踊ってる人達もたくさん居た。
にぎやか過ぎる・・・
楽しまないと損!みたいな感じ?
仕事が、出来ない物は出来ないんだから焦ってもしょうがないでしょ?と言う風にも見えた。
アイスクリームが溶けると困ると思ったデリの人達は、いきなり外で大売り出し。
車のアイスクリーム屋さんもどこからともなくやってきて。
お祭りのようになっていた。
散歩にでも行ってみようと思った私・・・特別じゃない、皆考える事は同じだった。
真夏日の強い日差しで、皆汗ダラダラだけど、その辺で大売り出しされてるアイスやジュースでなんとかしのいでいる様子。
夜になって・・・キャンドルを付けた。
いつもは登らない屋上に上ってみた。
いつもは電飾だらけのNYに暗闇がありました。
NYの都会の空で初めて星がキレイに見えました。
いつもはうるさい街並みからそよ風の音や虫の音が聴こえました。
最後はキャンドルも消して暗闇を楽しみました。
死ぬほど暑いのに、いつもより涼しく感じた・・・電気の熱がないから、本当に涼しかったんだと思う。
次の日も、まだ電気は戻らない・・・
そろそろ冷凍庫の中の物がいい感じに解凍されててヤバいので、朝からいきなり大料理大会。
すべての、使わないとヤバそうな食材を全部料理し終えた頃に、なぜか電気が復活した。
ルームメイトと、こんな事もあるねと笑った。
NYもそこそこの都市で、経済がほぼ丸一日止まるのはよくよく大変な事だったけど。。。
あのときNYに居たほとんどの人達は、正直楽しんでいた。
季節が夏だったというのと、それを楽しんでしまう国民性のためか。。。
経済に深く関わり大変だった人たちには申し訳ないけど、私にとって楽しかった思い出になってしまってる。
過去10年ほどの間の大きな事件を、なぜかイロイロと体験している私なのですが、この大停電だけはその経験の中で唯一楽しかった記憶。
後に、日本に帰国してから知ったのですが、今回タイトルに使った「大停電の夜に・・・」という映画。
これは、カナダ北米大停電も、少なからずインスピレーションに入っているそう。
日本に帰国してからこの映画のDVDをなぜか北京で見ました・・・笑
ノートパソコン保持者の方。
万が一の停電に備えてバッテリーを充電しておいて、大停電が起きた時にはこの映画を観てみるというのはいかがですか?
もしくは・・・夜ならば、空を見上げてみてください。
東京みたいな都会でも、真っ暗になれば星がキレイに見えるはず。
ルームメイトは・・・あの時やる事がないのでと、部屋で腹筋し始めました・・・暗闇で!!笑
今みたいに寒い季節なら、それも体が温まって一石二鳥?!
とにかく・・・皆で節電がんばって、それでも停電になっちゃった日にはもうしょうがない。
何か、いっそ停電でしか楽しめない事を、今から考えておくのも悪くないです☆