エンくんのイウノ | しんぐるぽんぐる

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心の琴線に触れたこと、面白いな~と思ったことについて
書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

(注)「プルグンダルプルネ(赤い月青い陽)」のネタバレが含まれる記事です。

知りたくない方は、お読みにならないでください。

 

 

 

 

 

 

 

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「俺は殺人者じゃない。…俺は子供たちを救ったんだ」

 

 

第25-26回のイウノが可哀想で、見た日の夜は眠れませんでした。

 

彼は殺人犯で、それも猟奇的な殺人を繰り返していました。

 

ドラマを見る前に読んだ「登場人物紹介」の文中には「穏やかで善良な姿の青年」とあったのですが、

しかしイウノは、初登場の時から「善良」というよりは、捉えどころのない変わった青年に見えました。

 

確かに子どもには優しいし一見物腰も柔らくて礼儀正しいのですが、

自分の目の前で流産しかかり、うずくまって苦しんでいる主人公を

特に心配する様子もなく、ただポカンと眺めているイウノに

私はなんだか、冷たいというか感情が無いというか…

とにかく、ちょっと違和感を感じたのでした。

 

この初登場シーンは、イウノの(そして主人公の)本質を象徴したシーンだと思います。

 

ドラマを見続けているうち、私は

彼が「穏やか」なのは彼の社会的な地位が低いからだ。そして、

「善良な」イウノの好意は、決して万人に対して向けられるものではない。

彼は、子どもに対する親しみ(共感)と大人へのよそよそしさ(または反感)を同時に

持ち合わせている人間なのだと思うようになりました。

 

 

子どもに対する親しさと

 

 

 

刑事に対する反感(疑われてるんだから当然ですね)

 

子どもは優しいウノを無条件に好いて慕ってくれるけど、

大人は彼を蔑ろにし、または「胡散臭い人間」、「怪しい人間」と見て、

何かあるとまず最初に疑われるのですから、そんな大人たちに彼が心を開くわけがないのです。

 

イウノは、だんだん親しくなっていったこのドラマの主人公チャウギョンにだけは

心を開いていたように見えましたが、それは彼女がウノに優しかったからではありません。

今週の回の中で彼はチャウギョンに

「先生は(虐待された子どもたちと)同じ目をしています」

「思い出してはダメです。思い出したら、先生も僕のようになります」

と言っていました。

彼はチャウギョンの中に自分と同じものを見つけ、それで共感を持ったのだと思います。

 

そしてこのセリフは、また後の展開に繋がってくるのだと思います。

ドラマはまだ、チャウギョンの謎を解いていませんから。

 

イウノの出番は後半まで多いとは言えませんでしたし、口の重い役なのでセリフも少なかったですが

時々発せられる彼の言葉は、最後まで意味深長なものばかりでした。

 

 

 

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イウノの犯行は残忍極まりなく、

そして、彼は人を殺すことについて特に罪悪感を抱かなかったようです。

 

「人を殺すことは別に辛くありません。僕は子どもを救うことしか頭にありません」

 

「やっぱりいい人にはできないみたいで。

…だから僕が殺ったんです。いい人でない僕が」

 

 

ウノは心のどこかが壊れた人間でしたけど、

それでも登場人物の誰もが、彼を一番怪しんでいて冷たかった刑事さんも

なぜだか、最後はウノのことを好きになっていた(本当は好きだった)ように見えました。

 

 

エンくんの、輪郭のない水墨画のような静かな声が、

俳優として有利なのか不利なのかはわからないのですが、

イウノという寂しくて儚い人には、とにかくぴったりだったと思います。

 

 

 

 

 

プルグンダルプルネは、

結局イウノの自白(説明)で事件のあらましが全てわかるとか、

テレビでここまでするのかと思うほどの残酷描写とか、

主人公チャウギョンがびくびくしながら部屋の奥に入っていって、

そこで死体を発見して「ひっ」と言うのの繰り返しとか

ハヌルセンターの院長と大院長の描き方が安っぽいとか

まあ色々と思うこともありますけどキョロキョロ

(わたし何様なんだよ)

 

それを差し引いても、魅力的な俳優陣の品のある容姿と演技、

スタイリッシュな演出で楽しむことができました。(まだ終わってないから)

 

中でも、イウノのキャラクターは非常に印象深く、

ガリ痩せに痩せこけて役に臨んだエンくんは

世間の隅っこでひっそりと生きている薄幸の青年役を

完全に消化していたと思います。

 

 

 

 

 

特に防波堤でのラストシーンは印象的でした。

 

 

イウノが寒さと興奮で身体を震わせながら主人公と対峙し、

そして何も言わず死んでいくシーンは緊張感に溢れ、且つあまりにも悲劇的で、

このドラマの真の主人公はイウノだったのでは、と思えるほどでした。

 

 

 

 

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このドラマを見た、VIXXを知らない韓国の視聴者が

「年末の歌謡祭で、”チャハギョン”がアイドルグループのセンターで踊っていた。

なんだか、変な感じ」

とツイートしているのを見ましたが、俳優チャハギョンの演じるイウノは本当に地味で、

人を惑わすような目で踊る、蠱惑的なVIXXのエンとは全く別人でした。

 

「ウノは悪い奴だった。でも、私は彼が好きだ」

と書かれている人もいました。

 

私も全く同感なのです。

 

 

 

 

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イウノのラストシーンの放映された夜。

エンくんはイウノの写真をインスタに上げました。

 

このカッコいい写真は、チャウギョン=キムソナさんが

撮ってくれた写真だそうです。

 

エンくんがこの写真を引き伸ばして、

引っ越したばかりだという自宅の居間に飾らないか心配ですキョロキョロ

今日の記録_20190103

ウノの終わらない物語

 

 

エンくんの書いたこの文はどういう意味なんだろう。

 

 

 

ソナ姉さんは、

「カッコイイ^^ウノ^^ すごく悲しかったん。私たちすごくカナシイ… 」

と言って、ウノの死を悼んでくれました。

 

 

 

 

また刑事さん役の…実はエンくんと兄弟のように顔の雰囲気の似ている

イイギョンさんも「愛しのハギョニ」というコメント付きで、ウノたんとのラブラブショットを上げてくれました。

 

「いつも温かく面倒を見てくれて、ありがとうございます。ヒョン」

というエンくんのコメントに、イイギョンさんが

「待ってな…回想するからさ…」

と返事をしています。

 

これって、来週以降また回想シーンでウノたんが出てくるってことなのかしらー