イケメン ブロマンス
朝早く雨上がりの田舎町について二人は
寒さから逃れる為、伝統茶店に入ったのだった…
ずずず…
「早く晴れればいいのにな…」
「……」
俺たち結構頻繁に会ってるけど、考えてみればこんな風にお茶飲んだことなんて
一度もないなと話し合う二人…
会えばネットカフェでゲームするか
土間土間みたいな店で(←想像) 酒を飲むか
映画を観るか
ラウンドワンみたいな店で(←想像)ボーリングするか
大阪のトークイベントで、
「ホンビンさんならどんなデートコースにしますか?」という質問に対し
うーん、うーんと唸りながら相当長い時間首を捻ったあげく
「僕はあまり外出しないので、そういう場所を知りません…」
と顔を歪めて言っていたが、やはりそう華やかでない私生活を送っている風の
ホンビンくん(とゴンチャンくん)なのであった…
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ピピピ… チチチッ 「お、鳥の声!」
ぴぴぴぴ・・・ちちちち…ぴぴぴ
「……」
ホンビンくんきれいだな…(*´Д`*)
「…霧が晴れてきた…」
「……」
「……」
まるでロミオとマーキュシオのような二人である。
「きれいだな…」
消えてゆく 霧を眺めて美しと 言う君こそが美しかりけり(心の一句)(*´Д`*)
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茶を飲み終わったロミオとマーキュシオは会話をしながら霧の中を歩く。
「つまり、男同士だから寂しいということだ」
「もしこれが恋人とならば楽しい。
恋人といればきっと何でも楽しい」
恋に憧れるホンビンロミオ
「きっと土を食べても美味いはずだ」
お見せしたいが、至極真剣に話している。
「さあそれはどうだろうな…」 とマーキュシオは言った。
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少しはアクティブなことをしようということになり、二人は「ジップライン」という遊びをすることに
うわーーーー
うわああああああ速い~~~
うわああああああ怖い~~~
うわああああああ・・・
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「お前震えてるぞ」
「なんか涙…」
「なんでだろう涙が…」
「なんで涙がでるんだろ…」
(*´Д`*)
「早く降りよう」
「下りよう。降りて気を取り直そう」
がっくりと疲れている二人。
仕事明けでクタクタなのに、たぶん二人はこんなことやりたくなかった。
やりたくなかったのにやらされた。
この番組は韓国観光公社が制作しているからだ。
続く