エンジン全開するレオ!(孤独のグルメレオくん④) | しんぐるぽんぐる

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心の琴線に触れたこと、面白いな~と思ったことについて
書いていこうと思います。







【第4章:鉄板と真摯に対峙するレオ】














‥‥それから、後輩たちは代表の話を聴いていた。







代表は皆に
「うちのスーパースターたちに
コプチャンしか奢らないって手はないだろう。」



「今も最高だけど、
今年はもっと最高になろうな。」






など、やたらと持ち上げる話をして、





かわいい後輩連中はそのたび
「おー」「おー」と喜びの声を上げていた。











しかし、俺たち2人は
そんな話など聴いていなかった。









代表があれこれ話している間







ただひたすら食べることのみ、

そして鉄板をかき混ぜることのみに集中した。










コプチャンをキムチチゲに付けて食べ







キムチチャーハンを食べ







またコプチャンを食べた。








ジャガイモを食べようとしたら、同い年に
『まだ焼けてないからやめとけ』と止められたので






箸を引っ込めた…






水を飲み








どうやら代表が締めの言葉を言い出したので
一旦箸を置き


「みんな今年も健康で…」


「……」







「ファイティーン!」



とりあえず拍手をした…













そのあと野菜を食べ








食べるものが無く、ひたすら鉄板を掻き回して
時間を潰すしかない同い年に
「お前ユッケもダメか…」と一応気を遣うと






同い年は、「ユッケ?…うん…」
…としょんぼり俯き、末っ子に鼻で笑われていた…











ユッケを食べてみると言いながら
冗談めかして他のものを食べる同い年を、一瞬見つめ










無視して、末っ子と腕を立体交差させ、
ネギキムチを取った。
















≪続く≫





まだ続くの!?