くぅちゃんの弟を学校に送り届けた後
12日のブログの続きです。
『貧困』『貧しい』『豊か』『学校』とは??など...考えだしたら分からなくなっちゃって
なかなか文章にできませんでした。
長文で分かりづらいとは思いますが、読んでいただけると嬉しいです。
くぅの自宅へ向かいました。
継父と出ていったきり、ほとんど戻って来ない母親が
戻って来ているのです!!
出産後間もない幼子を抱いて
母親はおらず、継父は朝の9時過ぎだと言うのに
酒(ラオスの焼酎)を飲み
母親はお供え物の花を売りに行った...と言うのです...産後1ヶ月ほどの赤ん坊を抱えて
くぅの隣家がラオスの娘たち2人の家です。
実は娘2人長女の方が学校を脱走し村へと勝手に帰ってしまったのです。
理由は様々あるのですが、大きく3つ
①学校の勉強に全くついていけない。
ラオスの学校は毎学年、学年末テストがあるうえに最終学年(5年)は全国統一の卒業試験があり、それを合格しないと留年です。長女は5年生ですが学校に通い始めた当初から試験には受からないので、もう一度5年生をと先生に言われていました。
ラオス正月が終わった4月下旬から5年生は試験勉強真っ盛り、その頃から学校を嫌がっていた長女です。
②彼氏と一緒にいたい。
12歳、恋に恋するお年頃です。ラオスの少数民族では若くして結婚する子も多いです。去年9月から始めた子ども食堂でも、14歳の子が『結婚したんだ〜』って報告にきました!!その子も今ではお腹が膨らんでいます...
長女は、何度も『くぅとナイトマーケットに行く』と嘘をついて彼氏?の家に逃走した事があります。
③母親がビエンチャンに出稼ぎに行くのをとめようとした??
ビエンチャンから新しい夫と戻ってきていた母親ですが、ルアンパバーンでは仕事がなく...またビエンチャンに働きに行くことになりました。もしかしたら、長女は自分が物乞いをして稼ぐことで母親がビエンチャンにいかずにすむのではと考えたのかも...これは、本人から聞いたのではなく私の推測ですが
学校から脱走したのが、母親が長女にビエンチャンへ行くことを伝えた翌日だったので...
娘を探したのですがおらず...
娘たちのおじいちゃんがいました。
彼が『お薬』で狂ってしまい、刃物で子どもたちを脅します。
くぅも彼に脅されて怖がって家に帰れませんでした。
彼を抑えていた、おばあちゃんが体調が悪く入退院を繰り返し、娘たちの母親もビエンチャンへ...彼を制御できる人がいないのです。
子どもたちは少し離れた場所にある親戚の家に逃げています。
バイクで5分のそちらの方へ
平日の朝9時半頃
大人10人ほど、鍋を囲ってお酒を飲んで
の〜んびりまったり過ごしています。
子どもたちは...
こちらの家の中に十人ほどの学校へ行くはずの年齢の子たちがゴロゴロしたり、スマホでゲームしたり...
スマホ持ってる子もいるんです!!観光客が『かわいそうだな〜スマホで勉強しいや!!』ってあげちゃうんですよ!!
『学び方』を知らない子たち...ゲーム、TikTokばかりですよ!!長女もスマホ中毒です
この状態を見て
『貧困』...では無いよな!!だって〜ここにとどまってる人たち困ってないもん!!
日本人である私から見ると、確かに『貧しい』
ただ、時間的『豊かさ』はあるよな...
こんな空間にいれば学校行く意義あるん??ってなるよ〜
物乞いしてる子たち見てたら結構もらってる。
タイ人、ラオス人、中国人...宗教的なものか見栄かお金を渡す人も多い。
一生懸命勉強して公務員になるより稼いでるよねって時も多々あるこの国の最低賃金の低さよ...
私は、この『楽園』から娘たちを連出し、嫌がる長女を学校へ連れていこうとしとるん...なんか悪いことしとるんちゃうやろかって気になっとった
長女...彼氏??のお家に入りびたり
飛び出したきり、1週間シャワーしてへんのってくらい服がそのまま汚れてる。
この楽園を離れ、ビエンチャンへ出稼ぎに行った母親に対する見方が変わりました!!
今までは、幼い子どもを放ったらかし物乞いまでさせて酷い親だ!!って思ってました。
母親と話すたび『自分は14で結婚・出産した。12の長女が言うことを聞かず、学校にも行かず男の子と遊びに行ってしまう。自分と同じにならないか心配だ。学校に行かせて勉強をさせたい!!』と、言っていました。
この楽園から『このままでは駄目だ!!何とかしなければ!!』と決意して飛び出した母親は強い人だな~と
村ではゴミが散乱しています。
ペットボトルや空き缶...お金になるのに。そんな知識もない。
スマホがあって情報はいっぱい溢れているのに、新しい知識や情報を得て活用する方法を知らない。
基礎学力、初等教育って大事だよ!!って背中を押してくださる方がいました。
ありがとうございます✨✨
学ぶのが楽しい!!って思ってるくぅを見て、
長女や周りの子たちも『学びたい!!』ってなってくれると嬉しいなと考えています。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、ゆっくり焦らず長女や他の子どもたちとも向き合っていきたいと思います!!