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cultiva×インド・バングラ

23歳のcultivaがインドとバングラを廻ります。旅のテーマはIT×ビジネス×途上国×人材育成。

前の記事で言っていたように、僕には何にも無い。
だから、敷地内に入っていって、
そこでどうこうなんていうハイソサエティ(?)なことはできない。
でも、それは話を聞くことができないことを意味しない。
その場に居さえすれば、なんとかなる。

敷地周りをぐるっと一周。
探していたものが見つかった。

 
それはお茶屋。
屋外立ち飲み形式で営業しているお茶屋
彼らと同じようにお茶を飲み、タバコを吹かす。
話を聞いてくれそうな人を探す。

 
けんもほろろに断る人。
ぶっきらぼうな人。
そそくさと帰っていく人。

そりゃ、そうだ。
いきなり外国人に声をかけられて愉快なはずがない。

でも、僕はそれで諦めるわけにはいかない。

だから、探す。自分とゆっくり話してくれる人を。

そして。。。見つかった。

(インタビューの内容が細切れになっているが了承を)

Q:ちょっとお時間いいですか?

A:どうぞ。

Q:今は休憩中ですか?

A:私は休憩中です。
 私の会社では全ての従業員はフレキシブルに休憩をとることができます。
 そもそもの勤務も時間ベースではなく、
  業務ベースなので、早く終われば早く帰れます。

Q:私は1時間半ほど、このお茶屋で張り込んでいますが、
 外国人、特に欧米人がここに休憩に出てくるのを見ません。
 彼らは休憩せずに働いているのですか?
  それとも、そもそも欧米人の従業員がいないのですか?

A:キミ、そんな長くここにいるのですか?(汗)
 もちろん、欧米人の従業員もいます。
 ただ、彼らはこんなとこに休憩には出て来ないですよ(笑)。

Q:会社ではどのようなお仕事を?

A:マネジメントコンサルタントです。
  企業のトップに対してマネジメントに関するコンサルティングを行っています。
 米国大学院のMBAも保有しています。
 弊社はBPOで有名だったりしますけど、
  BPOはあくまで一部門で他にもいろいろな部門が存在しています。

Q:私は『フラット化する世界』を読んで、衝撃を受けてここまでやってきました。
 
A:『フラット化する世界』は私も読んだよ。
 あの本に書かれているように世界はフラット化している。
 多国籍企業の拠点は大陸や時差を越えて、世界中に散らばっている。
 そして、ITのおかげで
  世界中のどこにいても同じように活動することができる。
 その一方で適切なビジネスマネジメントがかなり困難になってきているので、
 私のようなコンサルタントがコンサルティングを行っているよ。

Q:マネジメントコンサルタントの見地から回答をお願いしたい。
 マネジメント課題の解決のために
 ITを1つのソリューションとして考えていらっしゃると思うが、
 ITの持つデメリットはあると思うか?

A:基本的にITはかなり万能だと思う。
   私にはITのデメリットは特に見つからない。

Q:話が変わるが、インドの人件費高騰でインドよりも人件費の安い国にBPOが進むと思うか?

A:そうは思わない。理由は3つ。
 1つ目にドル高インドルピー安の大きな流れの中で、
  アメリカ人が支払っている金額は大きく変化しないこと。
 2つ目はインド人の仕事のクオリティは高い。
 仮にインド向けBPOの価格が上がり、
  他国がインドよりも安くBPOを受注できるとしても、
 その分仕事のクオリティが落ちて、
  結局欧米人は満足しないだろう。
 3つ目は仕事の円滑さ。
 私たちはこれまでの付き合いの中で
  欧米企業のビジネスのやり方を学んできた。
 そのため、彼らと円滑に仕事を行う術を心得ている。
 BPO受注の経験が浅い他国では
  これほど彼らと円滑に仕事を行うことはできないだろう。

Q:また別の話になりますが、バンガロールでも停電はあると聞きます。
 こんなところで停電が起きたら大変だと思うのですが…?

A:この地区は政策的に優先的に電力が割り当てられるようになっている。
 だから、住宅地区は停電するかもしれないけど、ここは停電しないね。
 住宅地区での停電みたいに、
 インフラ面に関してはまだまだ整備が追い付いていないところもあるけど、
 それはこれから国が発展するにつれて追いついていくだろうし、
 そうなっていく様を見たいと思っているよ。

Q:お忙しいところありがとうございました。

A:何か助けになれば幸いです。それでは。
cultiva×インド・バングラ 
インドのシリコンバレー、バンガロール。
上のバンガロールの地下鉄の駅みたいに、
ちょこちょこと近代的な建物を見かける。
とはいうものの、実はバンガロール市内はあんまりアイティー、アイティーしてない。
実は、IT企業の集積している場所が郊外に何箇所かある。

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そのうち2つに行ってきた。
1つ目はWhiteField。
市バスの305系統に揺られること1時間。
突如として塗装の綺麗な高層マンションが出現したかと思うと、
つられるように近代的なショッピングモールも出現。

International Technology Park Bangalore(ITPB)。
ここにはアクセンチュア、IBM、インテルなどの企業が入っている。
本当は中の企業へのアポイントが無いと区域内に入れないようなのであるが、
受付の人と交渉して、Park内のショッピングモールの区域にだけ入れてもらった。

中は近代的な建物が立ち並び、
行きかう人たちは皆ネームタグを下げている。
ここには『発展途上国インド』という香りは一切無い。
鼻をつくのは、噴水の水しぶきと人工的に植えられた緑の香り。


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もう1つはElectronicCity。
ここもまた、インドであってインドでない場所。
WhiteFieldよりも少し年期が入っている。

cultiva×インド・バングラ 
ここにはHP、が入っている。
そして、あの、インフォシスが入っている。
つまり、『フラット化する世界』の舞台。

ここが今回の旅の、最初のチェックポイント。
来たからには何かを持って帰りたい。
そこで働いている人と話をしてみたい。

でも、自分には何もない。

金も、

コネも、

肩書きも、

所属も、

経験も、

専門知識も、

何もない。何も。

それでも、ここまで来た。

 
マイソール郊外の丘で
スケッチブックに色々と書いてたら、子ども達に絡まれた。

で、なんか名前をカタカナで書いてあげることになった訳で。

そしたら、みんな、書いて!!ってせがんできたので、
その場で名前書き大会開始!。

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で、この後、

子ども達にカメラを渡して、好きに写真を撮らせていたら、
いきなり、「ここに立って、こんなポーズして!」って要求された。
まぁ、付きやってやるか~、って軽い気持ちで合わせてあげたら、、、


めちゃめちゃいい写真を撮ってくれた。
いや、子どもの芸術力凄い。
今はコルカタにいる。
明日の早朝に国際バスに乗ってバングラデシュに入る。
実は一人旅での陸路国境越えは初めてで、
ちょっとドキドキしていたりする。

インドは本当にいろいろな経験をした。
6000キロぐらい移動して、
世界遺産を7つぐらい見て、NGOを3つ訪問して、
会社を1つ訪れて、学校を1つ訪れて、
何人もの日本人にインタビューして、
20人ぐらいのインドの人の夢を聞いて、
4000枚ぐらい写真を撮って、
100杯ぐらいチャイを飲んで、
100回ぐらい日本についてインド人に語って、
1000回ぐらいリキシャーのオッチャンと口論した。

そして、一度も腹痛で寝込む事は無く。

そのインドの旅も、もう終わり。明日からはバングラ。
バングラでは、あのeラーニングプロジェクトを訪問する予定。

バングラではネットに接続できないかも。
でも、24日には日本帰国予定なので、帰国したら追って書きます。

この放浪の旅もあと少し。 
最後まで、楽しんで、そして気を付けて…。

行ってきます。
日本はバレンタインデー、という珍奇なイベントで賑わっているようだけど、
ここインドではそんなもの全く関係ない。
1つももらえないのはなんか悔しいから、
自分でスニッカーズを買って、それで解決(?)した。 

cultiva×インド・バングラ
さて、春休みに入ってインドに旅行しに行く人もいるようなので、
そんな人たちのために現地で調達できるものとかを書いておく。

cultiva×インド・バングラ
まずは消費財系。
シャンプ―やリンスの小型ボトル。
洗顔クリーム。デオドラントスプレー。ヘアワックス。毛染めクリーム。
ジレットの替刃とかも売っているけど、日本とは微妙に型が違う? 

続いて、電子機器類(電子機器系屋台がたくさんある)
SD/microSDカード。1GB/2GB
単3/単4電池(DuraCell製が多い)
iphoneの充電器(電圧の問題がどうなるのかは知らないけど)

 
薬(薬局で調達)
バンドエイド
抗生物質(Anti-Biotics)。←現地下痢対策として重要
包帯。痛み止め
 

眼鏡&コンタクト屋。
日本と同じぐらいの頻度である。1箱500ルピー前後と日本よりも安い。
ブランド自体はJJとかボシュロムのものなんだけど、
個人的に何か不安になったので購入はせず。

 
服と靴。
Tシャツ、ジーパン、ベルト、サンダルはどこでも売っている。
フォーマルなシャツや革靴はファッションセンターに行くのがおススメ。
写真のような靴磨きのおじちゃんも各所にいて、
20ルピーぐらいで本当にピカピカに靴を磨いてくれる。
 
 
洗濯。
ホテルで請け負う場合もあるし、洗濯屋に頼むこともできる。
通常の洗濯で要1日。ドライクリーンなら要2日。
アイロン掛けのみを頼むことも可能。
洗濯屋のある町とない町でけっこうはっきり分かれる印象。

 
あと、飲み物。
ソフトドリンクは500mlのPETボトルが一般的。缶は観光地とかで多い印象。
コーラ、ペプシ、スプライト、7up、マウンテンデューとかが主流。
水はそこら中で入手可能。水は超便利アイテムなので、欠かすことのないように。

あと、重要なのは「トイレットペーパー」。
1巻30ルピー前後とめちゃめちゃ高いけど、いろいろな場所で入手できる。
こちらも欠かすことのないように。

こういう感じの屋台で調達可能。
ここは消費財+お茶+嗜好品の屋台。

都会だとこういうショッピングセンターがあるので、
こういう場所だと一通りなんでも揃う観光ガイドブックとかには載ってないから、
現地の人とかに場所を行く必要あり。

インドは全体的にけっこう物資が豊富で、
旅行者もそういう意味ではあまり困ることはないだろう。

他に何か聞きたい物品があればコメント欄にくれれば返信します!