ムンバイ郊外のスラム。Dharavi。 | cultiva×インド・バングラ

cultiva×インド・バングラ

23歳のcultivaがインドとバングラを廻ります。旅のテーマはIT×ビジネス×途上国×人材育成。

ムンバイの知り合いのNGOの人から情報をもらって、
Dharaviのスラムに行ってきた。

地下鉄の最寄り駅から陸橋を越えて、スラムに入る。


スラムの中。1人でブラブラと。
1人で大丈夫?っていう不安も少しあった。
けど、知り合い曰く「いい人たちばっかりだから大丈夫!」って言われたし、
いざという時には助けてくれるという話だったので、
「まぁなら、いいか~」ぐらいの感じで行ってきた。


更にブラブラと。
別に話しかけられたりとか、「お金、よこせ」とかそういうのは一切なし。
そもそも、僕の存在自体そんなに気をとめていない。
ちょこちょこNGOとかの外国人が来ているそうなので、
外国人慣れしているんだろう。


空にはイスラムの旗。
ここはムスリムコミュニティのようだ。

『インドの人たちの夢』企画。
ここでももちろんやった。
スラムの子供たちの夢を書いてもらって、写真にも撮ってきた。
(なるべく早くアップします。(^_^;)。)


アジア人。スケッチブック。デジカメ。チェキ。
珍しいものに惹かれて子供たちが集まってきた。

印象的だったのは、子ども達の行儀がいいこと。
誰もポケットに手を突っ込んでこないし、他の変なこともしてこない。
もう1つは、周囲の大人もめちゃめちゃ優しいこと。
子ども達に取り囲まれる自分を見て、
何人かの大人たちが子供たちを諌めたり、
「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたりした。


スラムの子供たちと。普通に無邪気で可愛かった。
 
帰り道。辺り一帯が騒然となっている光景に出くわした。
アパートで人が死んでいたらしい。
僕が見た時にはちょうど死体を運び出していた。

そう、『騒然』となっていた。
そのことが僕は嬉しかった。
なぜなら、『騒然』となるぐらい人の死は非日常であるということだから。
つまり、このスラムでは『死=非日常』なのである。
『死=非日常』。そんなの当たり前だと思うかもしれない。

それは違う。
『死=日常』みたい世界はある。
正直、自分はそこまでの世界を現場で見たことがないので、
正確には「あるらしい」としか言えないけど。

でも、このスラムでは『死=非日常』。
つまり、少なくとも住民がそのような感覚を得るぐらいには、
死亡率が低いのだろう。
昔からそうだったとは少し考えにくいので、
インド経済の恩恵を少しは受けることができて、
彼らの生活レベルが上がったのだろうか???

そんなことを考えながらスラムを出た。