日曜バラエティ | 公開ラジオ潜入記

公開ラジオ潜入記

公開ラジオに行った記録。

2月12日日曜日、絵本コンペの取材のために公開ラジオを見に、渋谷のNHKスタジオパークに向かった。

 

12時集合だったので向かうと、日曜バラエティ観覧希望者の列はもう長く伸びていて、後ろのほうだった。係のおねえさんの説明で、順番がくると箱の中に手を突っ込んで、「当選」「はずれ」のボールを手にする。「おめでとうございます」「残念でした」とおねえさんの高い声が聞こえた。

 

ほとんどのひとは定年後の楽しみで来ているような年輩の方ばかりだった。

その日は130名も希望者がいる中、当選は60名。お昼を食べるタイミング失ったので「はずれてもいいや」と思っていたらなんと当選し、おねえさんに「おめでとうございます」と笑顔で当選者ゲートへ案内された。 

 

その日は北朝鮮のミサイルのニュースで放送時間が遅れ、待機時間も長くなった。並んでいた時にわたしの後ろにいたおばさんが、携帯の写真を見せてくれた。「ハヤブサよ」と、地元にハヤブサというアイドルグループが来ていたことを少女のような笑顔で伝えてくれた。「あなた誰のファンできたの?」と言われ、山田邦子しか知らなかったのでそう答える。

 

芸能人が通路を通るたびに歓声があがった。知らない芸能人が通っていく。みんなお客さんは常連さんばかりのようで嬉しそうだった。アイドルはファンの期待にこたえて決め台詞を言ってポーズをとっていた。

 

予定より遅く、ガラスの向こう側に入った。

隣のおじさんは、常連さんらしく、パイプいすに敷くクッションを用意していた。

落語家の三人組「コロコロトリオ」が登場し、場を和ませる。

観客の声だし担当の係のおじさんが、巧みな話術で声出しの練習に観客を誘う。なんだかテレビ番組の観覧みたいだと感じた。

 

いよいよ本番。

「山田邦子さん、今日の衣装はクイーンです」とアナウンサーの男性が言った。

山田邦子が「日曜」と言うと観客は「バラエティ!」と声をふりしぼって言った。

自分の声もラジオに出ているんだなと思って、当選者の優越感と、観客の一体感があった。

 

津吹みゆさん

隣の男性が「みゆちゃん!」と声援を送っていた。

隣の男性にも誰ファンと聞かれ、山田邦子と答えると「あのひとのファン本当にいるんだね」と感心される。

アイドルグループ はやぶさ

こてこてなアイドルっぽい服で登場した。まだ若い彼らは、本当に楽しんでアイドルをやっているのか、ちょっといやいややっているのかと表情を見てしまったが、結構真面目そうな感じで、好感もてた。

 

他に、金田たつえさん、松原健之さん、堺すすむさんが出演した。

ラジオとは思えない華やかな会場で、楽しかった。

公開ラジオは当選するまでが長い道のりだけど、また行きたい。