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アイス・バケツ・チャレンジとジェイソン・ベッカー。

どうも克です。

最近話題のアイス・バケツ・チャレンジ。

今更説明するまでも無いと思いますし、賛否両論あるそうですが、ALSと聞くとどうしてもあるギタリストのことを思い出します。

その名はジェイソン・ベッカー。

私がギターを弾き出してまもない頃はいわゆる速弾きというものに憧れていて、音楽というもののよしあしはギターソロがどれだけ速いか、難しいかで決まると70%くらい信じていました。

当時世界で有名だった速弾きギタリスト(主にメタル系)はだいたいチェックしていって、その中でジェイソン・ベッカーにも辿りついたのですが、最初はスウィープと呼ばれる奏法の名手で、今や日本でも有名人になったマーティー・フリードマンと一緒にバンドをやっていたという認識しかありませんでした。




が、作品を色々聴いていく内に、彼がALSという病気を発症してしまいギターを弾くことがだんだん困難になっていく中で諦めること無く制作したアルバムと出会います。

そのアルバムの中でのギタープレイは、まだそれなりに手が動く頃に自身が弾いたものと、代役に弾いてもらったものとがあるのですが、私が知っているような派手なプレイではなく、どちらかというと地味なものばかりでした。

となると、その当時の私の価値基準では駄作になってしまう可能性が大きかったわけなのですが、このアルバムに関してはそんなことはどうでもいいくらい心に響くものがあって、何回も何回も繰り返し聴いた記憶があります。

その当時流行っていたJ-POPや違うジャンルの曲もそれなりには聴いてはいましたけど、今思えば速弾き崇拝みたいなものが薄れていったのはこの作品のお陰もあるのかもしません。
(何の前情報も無しに曲だけ聴いて、同じように思えたかどうかはわからないですけど)

改めて聴くとやはりその頃と同じ思いでは聴けない部分もあるのですが、それでも良いと思える所は良いし、今だからこそ感じられるものもありました。

そしてやはり音楽って心に響いてナンボだよなあと。

今でも速弾きは大好きですけど。

ジェイソン・ベッカーのALSの病状はアルバム制作を終えた後も進行し続け、今では眼球の動きでのサインを用いて意思疎通を行いながら、創作活動を続けているとのことです。

奇しくもそんなジェイソンのドキュメンタリー映画が今年の11月に上映されるそうなので(今回の流れを受けたものではなく5月の時点で決まっていたもの)、札幌で上映されたら見に行って来ようと思います。




http://amass.jp/40414


ちなみにちょうど二日前に、自らアイスバケツならぬアイス=氷を頭に乗せた様子をyoutubeで公開したようで、先程次に指名されたジョンメイヤーがジェイソンの曲に合わせてギターを弾いたあと氷水を被る動画も見ました。






個人的には氷水被るのもありだし、意志をもって拒否するのもありだと思いますが、今回のことがきっかけでジェイソン・ベッカーという不屈の魂を持ったミュージシャンにも注目が集まればと思いました。

これだけALSのことが話題になっているのに、ジェイソン・ベッカーやこの映画のことは全然話題になっていないのはちょっと寂しいなと。

氷水を被ることも、拒否することも無さそうなので書いてみました。