【Snowing】超久々にlaufenの楽曲解説しちゃいます。
どうも克です。
ブログは放置状態が続いていますが、ブログでしか書けないような文章はこれからもこちらで書いていきます!
というわけで、いつ以来になるのかなという楽曲解説コーナー!
今回は2月の東京ワンマンライブで発売、その後laufen15周年記念企画の第一弾として正式にCDリリースされた「Snowing」についてでです。
■Snowing(幾千月夜ver.)
早速タイトル曲の解説です。
今年から知床で新しく「知床流氷フェス」というイベントが始まったのですが、去年まで開催されていた知床オーロラファンタジーのテーマソング「幻想花」のこともあったので、またイベントのことをイメージして曲を作ってみようということに。
幻想花は元々2011年にはじめてオーロラファンタジーでライブさせていただいた時に、せっかくだから何か曲を作ろうということで書き下ろした曲です。
それが2014年に公式のテーマソングとして採用されました。
今回のイベントはある意味オーロラファンタジーとは正反対の体験型のものなので、どういう曲を作ればよいかなあと悩みましたが、冬の知床の夜の森・焚き火・アイスドーム・星空など、事前にわかっている情報を元にサウンド的には…
・心がほっこりするような、穏やかな雰囲気
・それでいて冬を感じさせる
という二つのポイントを意識して作ることにしました。
今回は先に私が1コーラス分のオケを作って、そこにCukaがメロディと歌詞をつけるという作り方をしました。
一応サビだけは仮でメロディをつけて、自分の中では勝手にノラ・ジョーンズ的なイメージだったのですが、Cukaから戻ってきたメロは全然違う感じに…笑
でもそれはそれでよかったので、そのままフルサイズのオケを作って完成に向けて作業を進めました。
曲中ずっと高い音でショワショワ鳴っているのは、iZotopeのIrisというシンセの音。雪の粉だったり、ちょっと寒そうなイメージなどを演出する役目です。
そしてこちらもずっと曲中鳴っているアルペジオの音は、ピアノとナイロン弦ギターの音。
まったく同じフレーズを2つの楽器を使って鳴らしています。
アコーステックギターよりもナイロン弦ギターの方がやわらかくて曲のイメージに合うだろうなというのと、でもそれだけでは少し物足りなかったのでピアノのどっしりした感じを加えています。
イントロとアウトロで登場するソロフレーズもナイロン弦ギターですね。
あとはドラムと一緒にずっと薄っすらグチュグチュ音が鳴っているのですが、これは別で作ったドラムトラックにフィルター系のエフェクトをかけて作りました。
Bjorkの曲とかにこういう感じの音が入っていたような気がします。昔好きで本当によく聴いてました。
アイスランド出身ということで、サウンドにもその影響が出ているところがあり、今回の曲のイメージとリンクする部分もあったのではないかと思います。
そんなオケの上にCukaのボーカルが乗るわけですが、いつもより優しく温もりがあり、ファルセットも効果的に使っている感じですね!
完成した楽曲は、知床流氷フェスの会場でもBGMとして流してくれていたみたいです(^^)
日本人はもちろんのこと、海外からの観光客も多かったと思うので、もし会場の雰囲気を楽しんでもらえるスパイスの一つにでもなっていたのだったら、それは嬉しい限りですよね。
イベントについては北海道ファンマガジンのCukaの連載での取材記事が、こちらからご覧いただけます。
私の撮った写真と合わせて是非見てみてください!
https://pucchi.net/hokkaido/laufen/201702ryuhyofes.php
まだ今年始まったばかりの体験型のイベントということもあり、この曲が今後どうなっていくかはわかりませんが、とりあえず純粋にlaufenならではの冬ソングということで聴いていただければ幸いです。
…もう春ですけどね(笑)
今回は「幾千月夜ver」なので、また別バージョンも作る予定です。
そちらにも是非ご期待ください。
■幻想花(Acoustic ver.)
カップリングは幻想花のアコースティックバージョン。
シンプルに歌とピアノだけの演奏になります。
元々昨年の7月に開催したlaufenの札幌ワンマンライブの時に、鍵盤の田中K助さんとCukaだけでこの曲を演奏したことがあったのですが、その時すごいよかったので音源化しようということに。
photo by YOSHIMI.
K助さんには、「何となくジブリっぽいイメージで」という要望を伝えただけで、あとは全部お任せでした。
今回の音源化にあたっては、最初ピアノのデータだけ送ってもらってあとでそれにCukaの歌を重ねようかなと思っていたのですが、K助さんに色々相談したところ「ライブ感を出すのであれば一発録りの方が絶対いい」とのことだったので、不安もありながらでしたがやってみることに。
レコーディング中もK助さんの提案でキーを少し下げることになり、それによってCukaの歌い方、表現の仕方も変わったりして、とにかく原曲とは全く違う世界観になっています。深く深く海に沈んでいくようなイメージでしょうか。
是非オリジナルバージョン、そしてsleepy.abの憲さんによるリミックスバージョン、そして今回のアコースティックバージョンを聴き比べてみてほしいです(^^)
そして、やはり一発録りにして本当によかったです。
ライブ感も是非味わっていただければと。
曲はこちらから試聴できます。
laufen 克@katuka2【雪がまた降ったということで】 laufen15周年企画CD第1弾「Snowing」 webショップで好評発売中です。 https://t.co/maCLKheTf9 カップリングの幻想花アコースティックバージョンの試聴もで… https://t.co/vq88E8jQBZ
2017年03月24日 21:58
2曲ということで、あっという間に解説は終了。
今回の音源は何がすごいかというと、私が楽器を一切弾いていないこと(笑)
Snowingはアコギでの録音も考えたのですが、やはりどうしてもナイロン弦ギターの音が欲しかったのと、プラグインの音が意外とよかったのでそれをそのまま採用しています。
と言いながらも、実は地味にイントロとアウトロのソロフレーズはエレキギターで弾いたユニゾンのフレーズがうすーく被さっています。
なので、厳密に言うと一応弾いたということにはなりますね。
何度も言っているかもしれませんが、laufenは音楽プロジェクトなので、必ずしも克のギターが楽曲の中に入っている必要は無いというスタンスです。
ギター自体も、よりよいものが作れるなら別のギタリストが弾いてもいいという感じで、実際に今までの音源の中でも分担したり、ギターの音は入っているけど自分は全く弾いていないという曲もありました。
ライブではギターを弾いてますけど、たまに「ギター弾かないでlaufenのライブの写真を撮りたい!」という思いが強くなる時もあります(笑)
以前SNSに演奏中いきなりギター弾くのをやめてカメラで撮影をしはじめて、アウトロになったら戻ってきて超絶ギターソロを弾き倒すということをやってみたいと投稿しましたが、いつか実現させたいと個人的には思っています(笑)
ギタリストとしても、自分にしか出せない味みたいなものをどんどん追求していきます(^^)
ギター動画もたまにUPしていきたいですね(^^)
laufen 克@katuka2ライブで絶対使わないのに、何故か弾きたくなるタッピング。 https://t.co/sP9iliLvXx
2017年04月04日 21:20
さて、SnowingのCDは現在laufenのwebショップで好評発売中なのですが、ライブ会場での販売は先日の東京ワンマン以来おこなっていなかったので、明日のライブが札幌では初ということになります。
東京ワンマンに合わせて作った新バッチも含め、直接購入できるチャンスですので、是非札幌近郊の方はよろしくお願いします(^^)
ラウフェンガラナも少し持っていく予定です!
札幌では1年ぶり以上になる、Cukaと克の2人編成によるアコースティックライブ。
40分ステージなので、いつもより曲も多めに演奏します。普段はやらない曲もやるので、この機会をお見逃しなく!
■4/8(土)ソラカラ4
場所:musica hall cafe (札幌市中央区南3条西6丁目10 長栄ビル3F)
時間:OPEN18:00 / START18:30
料金: 前売¥3000 / 当日¥3500(1D別)
出演:laufen/ラオユエ/高橋レオ
【laufen】
vo-Cuka
gt-克
CDやグッズはウェブショップでも購入できますので、遠くてライブに行けないー!何故うちの街に来てくれないんだー!という方は、是非ご利用下さい。
ショップリニューアルに合わせて現像しなおした克撮影写真のポストカードも沢山あります。
そして今なら3000円以上の購入でガラナがもらえるキャンペーンもやっています。
【ラウフェンガラナ特典について】
・1度のご注文で1本までとなります。
・配送方法を必ず「ゆうパック」にしてください。
※他の配送方法を選択した場合は、お付けできません
ブログだとここまで長くなっても全然大丈夫だから気が楽ですね笑
ではまた長い文章を書く時はこちらに現れます!!