今年一番印象に残った日本の宿「COVA KAKUDA 」（コーヴァ カクダ）。
英虞湾の文化継承と環境再構築のために、地元企業「覚田真珠」がオープンさせたラグジュアリーホテルです。
まずは記憶に残ったディナーのご紹介。
地元出身の松本総理長が、地元メインの食材で構成した和食ベースのイノヴェーティブ・フュージョン料理です。
ヴィラタイプの作りなので、敷地の中に宿泊棟、レセプション棟などいくつかの建物が点在しています。
お食事は、KAZO棟で。
シャンパーニュから始まるペアリングもお願いしました。
KAZOのお財布
自家農園の恵が詰まった突き出し。
なので”お財布”としているとか。
八寸盛り
ディナーの前に英虞湾の山海の自然を満喫しました。
その風景が凝縮されているような八寸です。
伊勢鶏の煮麺
鶏の旨みを余すことなくトロッとお汁に閉じ込めた煮麺。
胃腸が温まり、食欲倍増！（笑）
赤はた、赤いか、本鮪のお造り
しっとりとした身質の赤はた、コリっとした食感が楽しい赤いか。
軽く炙った本鮪がとろけるよう。
イセエビとタコの戦い
右奥はなんとウツボの唐揚げです。
太刀魚のみぞれ揚げ出汁
太刀魚以外にハタなどの魚の骨からとった出汁にトロトロとした冬瓜、蕪、アクセントの春菊。
蛤と赤いかご飯
手前の赤いかの肝ソースに蛤と赤いかのご飯を混ぜる、いか墨リゾットの変化球のような一皿。
金目鯛ポワレ
ディル、叩きごぼう、リンゴが添えられバターソースで。
和と洋のいいとこ取りしたような、イノヴェーティブ・フュージョン。
総料理長の松本氏
とても温和なお人柄ですが、食材を前にすると真剣な表情に。
松坂牛フィレの炭火焼き
赤ワインを煮詰めたソースに見えるのは、実は黒糖と醤油ベースのソースなのです。
わさびと一緒に口に含むと、松坂牛の甘みが引き立ちます。
焙じ伊勢茶のアイスクリーム
焙じ茶の香ばしさと程よい苦味で甘さが引き締まったアイスクリーム。
COVAチーズケーキ
しっとりふわっととしていてコクがありますが、決して重た過ぎない大人のチーズケーキ。
メインは地元、それに三重県内の食材を加えた素晴らしいコース。
三重は山海の自然の幸に恵まれた土地だと改めて実感しました。
ディナーの後は、焚き火で暖をとりつつ星空天体観測。
”星のソムリエ”と呼ばれるホテルのインストラクター島田氏の、星座や星にまつわるお話がとても面白くて、いつまでも星空を眺めていれます。
満天の星にうっとり。
寝袋にくるまって眺めていました。
このまま眠りにつきたい・・・・・・
都会のネオンとは縁遠い、全くの自然の中なので、陽が落ちると真っ暗。
宿泊したヴィラのテラスの灯りが夜の水面に反射してとても幻想的ですね。
壮大な自然と人の営みをうまく調和させた感があるこのお宿。
冒頭で、英虞湾の文化継承と環境再構築のために、地元企業「覚田真珠」がオープンさせたラグジュアリーホテルと書きましたが、この覚田真珠のオーナーと地元出身メインのスタッフの並々ならぬ想いが込められているのです。
これに関しては、40歳からの上質な人生を提案する「wlife」でご紹介しています。
こちらもお読みいただければ嬉しいです。
＊目の前に広がる英虞湾を愛でながらの素晴らしい朝食は こちら でご紹介しています。
住所：三重県志摩市志摩町片田１３９７ー１４
電話：0599-52-0231
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