以前何回か伺い印象に残っていた「Shibuya Bed」がクローズ。
今年10月に「中華寝台 Chinese Bed」としてオープン。
すでに何回か訪れている食通の友人が、食事会を開いてくれました。
交友関係がとても広い友人が声をかけたメンバーは年齢、職業もバラエティーがあり、初対面でも話が弾みます。
私の左の方はワイン講師、右の方は投資家です。
シャンパーニュで乾杯!
飲み物はグラスでもお願いできますが、フリーフローのペアリングがお勧めです。
各席にセットされた「玉手箱」。
開けてみるとメニューと小さなお茶碗が。
唐辛子の香りで食欲が刺激され、
その場で注いでいただく薔薇のお茶が、内臓にしみわたっていきます。
ギルトフリーな(笑)アペリティフ。
「前菜盛り合わせ」
ピータン豆腐豆乳とムース、棒棒鶏、雲丹と蕪の冷菜、クラゲの冷製グレープフルーツとライムのソース、豚足の煮凝り、搾菜の浅漬けとトマトの白ワイン漬け、磯つぶ貝の中華風ピリ辛仕立て、帆立、チャーシューのブルーチーズ添え、中国干し豆腐と黄ニラの和え物。
色々な風味に万能な南仏のロゼとあわせます。
「大根餅」
ターサイ、ゆり根、海老味噌味のソース。
サクッとした外側の中はトロ~リ、熱々。
モッタリとした食感とは無縁で、とても軽く上品な甘さです。
塩味のある海老味噌ソースをつけると紹興酒と抜群の相性です。
美しい琥珀色の12年ものの紹興酒。
「海老 前編」
オマール海老の尾の身に生姜を効かせ、ユイチャップソース。
ピノノワールが醤油と相性がよいので、サヴィニー・レ・ボーヌ。
「上湯」
薬膳の資格も持っているシェフ。
朝鮮人参、生姜、陳皮などの薬膳素材と金華ハムでとったスープはハムの塩味だけで調味料は使っていません。
芽キャベツと鴨の美味しさがスープに溶け込んでいます。
すっと消える後味はキレがよく、余分な塩分が舌に残りません。
とても滋味深い味わいです。
「海老 後編」
オマール海老の頭の部分に詰めたのは海老味噌で炊いたおじや。
トリュフが香ります。
お米の下には身と味噌。
こちらには南仏のヴィオニエを。
「四川名物」
よだれ鶏ならぬよだれ牛。
スパイシーな辣油に合わせたのは、カルフォルニアのジンファンデル。
残ったたれには麺を入れていただきます。
卵の黄身で辛味を中和させるのですが、私は卵なしで。
「鱶鰭」
口福の風味と食感。
舌の上で繊維が均等にほぐれていく過程にも美味しさを感じます。
エッセンシャルオイルの入れ物に入っているのは黒酢。
ポイント的に黒酢をアクセントにするために試行錯誤の末、スポイトを使うようにしたそうです。
最初はそのまま、途中から黒酢を加えて味変。
鱶鰭の味変ってとても贅沢!!
「〆」
すっぽんの点心。
プルプルの皮の中に噛みごたえのあるすっぽん。
イクラの塩分と食感がアクセント。
「甜品」
ココナッツパウダーをかけた苺のアイスクリームと杏仁豆腐。
醤油やスパイスの味が残った舌をサッパリと整えてくれます。
中国茶と一緒に。
オープンキッチンで盛り付け台を囲むに10席のカウンター。
盛り付ける姿もパフォーマンスに感じられ、小劇場にいるようなライブ感。
香港セレブが通う隠れ家レストランのような趣きで、ダイニングの楽しさを満喫できるお店です。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-23-13 DELI TOWER 2F
電話: 03-3476-6120
中華寝台 (中華料理 / 神泉駅、渋谷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3
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