私の平成元年は、「酒呑み」元年でもあります(笑)。
要はお酒が飲めるようになったのではなく、「酒呑み」になったのです。
そしてそんな私を立派な酒呑みにすべく教育してくれたのが、渋谷「ANDRA アンドラ」と銀座「MONDE Bar モンドバー」。
以降、この2軒に関わる方々及び常連のお客さんのおかげで、私の酒ライフは彩りを増したのでした。
で、お酒の世界にのめり込み、総合商社から洋酒の輸入会社に転職してマーケティングをやっていました。
思えば、昔から好きなことを仕事にできる環境に恵まれていましたね。
平成が終わるまでにカウントダウンになったので、平成元年を思い出そうとあらためて皆さんにご挨拶。
第一弾は、渋谷「ANDRA アンドラ」で当時店長だった武蔵晶一さん。
私にお酒の「いろは」を教えてくれた第一人者的なバーマン。
現在は青山に1軒、銀座に2軒のバーを経営しています。
青山「Bar Topnote バートップノート」は、通常営業の月曜日~土曜日には、魅力的な女性バーテンダー若林恵さんが店長を務めています。
日曜日が定休日だったのですが、数年前から武蔵さんが一人でゆるりと開いています。
新年のご挨拶もかねて伺いました。
こちらでいただくのは、もちろんカクテル!
オーセンティックなバーが少なくなっている中、希少な1軒。
「マティーニ」
ドライジンとドライベルモットをミキシンググラスで混ぜ合わせます。
王道カクテルで、信頼できるバーでは必ずお願いします。
「バンブー」
シェリーとドライベルモットベルモットをステア。
スッキリとした辛口でアペリティフに最適です。
「パクチーサラダ」
食事メニューはもちろんカクテルとの相性が考えられています。
このサラダにあうカクテルは・・・・
「デス・イン・ジ・アフタヌーン」
ヘミングウェイが考案して、自分の小説の題名をつけたと言われています。
アブサン(ここではペルノ)をグラスに入れ、シャンパーニュを注ぎます。
アブサンのアニス風味とパクチーの風味がピッタリあいます。
実はこのカクテルお初です。
今思えば、若いころは、カクテルを飲んでいる時には食事を摂らなかったな~。
そして、「いつもの私っぽくないカクテルを」とお願いしたら・・・
かなり抽象的なリクエストですが、ちゃあんと叶えてくれました。
「コスモポリタン」
SATCでキャリーが好んだおなじみのカクテル。
ライムジュース、クランベリージュース、ホワイトキュラソー、ウォッカを氷と一緒にシェイク。
美しい朱色の仕上がりです。
考えてみれば「赤い」カクテルはネグローニくらいしか飲んでなかったな~。
私の好みを覚えていてくれて嬉しい。
「チリコンカルネ」にあわせたのは、「フローズン・ストロベリー・マルガリータ」。
これはメキシコ繋がりで結構普通(笑)。
で、フローズン・マルガリータとくれば当然「フローズン・ダイキリ」も。
こちらのお店、色々なラムが揃っていますが、あえてマイヤーズで。
少し荒々しさのあるラムで、インパクトのあるチリコンカルネのあとによいバランスです。
最後は「ジャック・ローズ」。
カルヴァドスもとても好き。
食後酒ならぬ食後カクテルで選んでみました。
カクテル一つ一つにストーリーがあって、カウンター越しに武蔵さんから由来を話してもらっていたっけ。
渋谷「Andora アンドラ」にはほとんど毎日仕事帰りに通って、門前の小僧のように、色々な知識を仕入れたものでした。
30年後にもこうして変わらなくいられるとはあの頃は思っていませんでした。
今でも元気にお酒をつくり、お酒をのめるのは嬉しい限りです。
住所: 東京都港区北青山3-12-2 ふじマンションB1F
電話: 03-3400-1614
トップノート (バー / 表参道駅、明治神宮前駅、渋谷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2
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