ワイン一辺倒だった友人が、日本酒に改宗(笑)したきっかけとなった大塚「串駒」。
日本酒の聖地と言われる大塚で、総本山的な立ち位置だなあと感じていたお店に、念願かなって連れて行ってもらいました。
冷蔵庫の前の特等席で一升瓶を眺めながら飲めるなんて、最高!!
こちらのお店、お通しもスゴイのです。
お通しの一皿目は、酢〆した金目鯛の握りと加賀太胡瓜、水茄子、穴子のジュレ寄せ。
ジメっとした夏には旨みのある酢、出汁が効いたトロトロツルンのジュレで、まずは元気を取り戻したいですね。
仕事が終わり、これから美味しく楽しい時間の始まりのスタートです。
二皿目は、甘鯛蕪との潮餡。
キリッと冷えたお酒が続くので、温かい汁物は胃がホッとしつつ食欲全開!(笑)
”日本酒を飲む”に合わせた味付けも嬉しいです。
大将はかつて霞が関の料亭で腕を振るっていたお方。
洗練されたお通しで、その後のお料理も楽しみです。
お酒はお店のオススメを一合ずつ。
希少価値の高いお酒がズラリ。
友人もかなりいけるクチなので、かなりの種類をいただきました。
まずは十四代から。
東京で最初に十四代を扱い、ここから広まったそうです。
一口いただいて、澄んだ中にふくよかさが広がる美味しさにビックリ。
飲み進めていくと、どのお酒もクリアーでフレッシュな口当たりで、今まで経験をしたことがない美味しさの境地にたどり着いた感じです。
そう、保存状態が極めてよく、飲み頃のお酒を出していただけるのです。
かなりの鮮度!
友人がこちらのお店と巡り合い、日本酒に夢中になった理由に深く納得できます。
お刺身と馬肉をお願いしたら、こんなに豪勢な盛り合わせが登場。
究極の和製 Surf & Turf ですね~。
左から土佐醤油とあおさ醤油、一番右は馬刺し用。
づけニンニクをのせた鰹、小肌、わらさ、〆鯖、雲丹を巻いた鮃、鱧、真鯛、蛸。
馬刺しは、ロース、胸、たてがみ、霜降り。
これ一皿でどれだけのお酒をいただいたことでしょう。
日本酒にあうのは、上質な脂と旨みなのかな~と実感しました。
串揚げ。
串駒はオープン当初串揚げをメインにだしていたそう。
シグニチャーメニューですね。
ウズラの卵やオクラなど単一食材もあれば、豆腐ちくわ、ハムチーズなど合わせもあります。
ゆっくりと日本酒を飲みながらなので、揚げたてから完食まで少し時間が経ってしまいます。
でも衣がずっとパリっとしていてヘタレません。
タレの用意がありましたが、そのままでも充分美味しい。
猪の味噌棒葉焼き。
野趣味あふれる猪は、火を通してより香ばしくなった味噌で豪快に。
ワインにチーズ、日本酒に味噌、これテッパンの相性ですよね(笑)
〆にはお米と海苔が美味しい塩むすび!
瓜のお漬物、出汁が効いたお味噌汁。
・・・と思ったら、お店のオススメで柿とクリームチーズ。
もちろんマッチングのお酒と一緒に。
最高のデセールですね!!!
あ~日本酒に対してワインより積極的になれなかった私ですが、この日の経験で日本酒の真価に触れられたな・・と。
そして、これだけの銘酒とクオリティーの高いお料理をいただいているのに、アットホームな雰囲気なのも素敵。
とにかく、また連れてってとお願いしたほど。
真に美味しい日本酒とそれにあうお料理を心から求める方にオススメです。
住所: 東京都豊島区北大塚1-33-25
電話: 03-3917-6657
串駒 本店 (居酒屋 / 巣鴨新田駅、大塚駅前駅、大塚駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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