急激に天気が変わっていく、体調管理が難しい季節になりましたね。
恥ずかしながら、免疫力が落ちていたようで、身体中に蕁麻疹がでてしまいました。まるでやぶ蚊が大挙している部屋に閉じ込められていたかのように・・・・病院に行って点滴&薬を処方してもらいましたが、即日には完治しませんよね。週末から海外なのに、かなり焦っています。

こんな状態の時に食べたいなっと頭に浮かんだのが、先月お邪魔した西麻布「虎軒・好不好」の薬膳的和漢菜コース。
美味しくて、身体の中を気が巡るような感覚を覚えた料理です。
(実はこの時2名でシャンパン1本、白2本飲んだのですが、翌朝まったく二日酔いなし!!!ちょっと大きな仕事がいい結果を出して終わったので、私たちのなかでは打ち上げ的なお食事でした・・・・と言い訳)

先月だったので、夏の終わりから秋を迎えるための身体にやさしいコースでした。


「ふかひれのスープ」
メニューでは冷製でしたが、この日小雨が降って冷え込んでいたので、温製に変更されていました。こんな心遣いが嬉しいです。
トロトロのスープに棗の風味が印象的です。



「トウモロコシや枝豆、小豆などを豚足ゼリーで寄せた一皿」「するめイカのカルパッチョ 新生姜のシャーベットで」など独創的なお料理が5点。
通常のゼリー寄せよりプルップル感がたまらない豚足ゼリー。甘いトウモロコシ、少し香ばしい枝豆など夏の名残りを味わいました。
新鮮であま~いするめイカ、生姜のシャーベットとあわせるとシャリシャリ&コリコリ。面白い食感です。


「小龍湯包 スープたっぷりショウロンポウ」
皮が薄くて繊細で、中から肉汁ならぬコンソメのようなスープがほとばしります。針生姜が入った黒酢のタレがスープにコクを加えます。



「あわび 翡翠茄子、冬瓜の塩生姜煮」
トロッとした翡翠茄子と冬瓜は、ほんのりと塩と生姜の風味。あわびは煮るとほどよい歯ごたえで旨みが凝縮するので、一番好きな調理法です。


「ささげと豆腐干しの漬けもの炒め」
見た目はおばんざいのようですね。
実はこちらの料理長岡田三郎は、和食のキャリアもながいのです。
和食の繊細さが要所要所に顔を出しているお料理だと感じました。


「上五島産直、魚のフェンネル蒸し」
海がきれいな上五島のカラッと揚がったカサゴ。お料理が進んできたので、このタイミングのフェンネルと香菜は、胃の働きを活発にしてくれますね。


「一口冷麺」
しっかりとした素麺のようでツルツル。擦り流しのキュウリと梅がサッパリと。スープは和風です。


「牛タンの葱とローズマリースパイス炒め」
70度の低温で5時間火入れをした牛タンはギリギリのところでレアで、ホロホロと口の中で崩れます。かなりお腹がいっぱいになってきたのですが、スパイス加減がちょうどよく食欲が促進されて箸が進んでしまいます!


「すっぽんの薬膳リゾット」
最後は一人分を分けていただきました。

料理長のおすすめで白は、カルフォルニアのシャルドネ「NEWTON」。繊細だけれど素材の美味しさがクッキリとわかるお料理の名引き立て役です。

ワインと薬草、香草で内臓はポカポカ。お腹がいっぱいのに胃腸が重たい感じは全くありません。
そして翌朝は気分爽快!
こちらのお料理をいただけば、今の悲惨な状況も脱出できるかも・・・・などと感じてしまうほど、美味しくて身体にやさしいお料理でした。

今は秋から冬に向けてのコースになっているはずなので、体調管理も考えて定期的に通いたいお店です。

【虎軒・好不好】
住所: 港区西麻布4-2-10 布谷ビル1F
電話: 03-3486-5560
http://www.kiwa-group.co.jp/shop/1371093496

好不好 西麻布店中華料理 / 広尾駅六本木駅乃木坂駅
夜総合点★★★★ 4.0

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