来年は日本とベルギーの国交が開かれて150周年、ベルギーをテーマに様々なイベントが目白押しです。その中でも大規模なのが、20世紀美術のシュールレアリズム巨匠と言われるルネ・マグリットの「マグリット展」。来年3月25日~6月29日@国立新美術館、7月11日~10月12日@京都市美術館で開催されます。

2009年6月に開館したブリュッセルの「マグリット美術館」と同じ構成で、作品を鑑賞できる環境が創られるそうです。「本家本元のブリュッセルの展示で出品を依頼したけれど、かなわなかった作品も日本にやってきます。いささか嫉妬をおぼえます(笑)。」とベルギー王室美術館 ミッシェル・ドラゲ館長がスピーチで述べたように、
世界各地の美術館、個人コレクションより約100作品が揃うという必見の展示です。

2011年にブリュッセルのマグリット美術館を訪問した時のワクワク感、今でも忘れられません。作風の変化のきっかけとなった考え方、できごとなど、展示をみていくとルネ・マグリットの頭の中を覗いているような感覚におそわれました。今度は東京で、どのように感じることができるだろうかとても楽しみです。

「記者発表が終わっても、みなさんを解放しませんよ!奥でベルギービールとワッフルを試していただかないと」とリュック・リーバウト大使。記者発表のあとは、庭園を眺めながらベルギーの素敵な素朴さが味わえるレセプションを楽しみました。


ビールは2種類。
Hoegaarden ヒューガルデンの白から。
爽やかなコリアンダー風味でアペリティフにもピッタリ。
フィンガーフードは、漂泊していない麦の懐かしいベルギーパンのオープンサンドとブロシェット。


ブロシェットはサーモンとサツマイモ、バジル、トマト、モッツァレッラにキュウリ。


オープンサンドの具はエビアボカド、サーモン、フリッタータなどインターナショナルですが、ベースのパンがベルギー!
プレゼンテーションは、和のお重を意識しているようです。

そしてベルギーと言ったら欠かせない


ワッフル!
四角に焼き上げるブリュッセルタイプです。(ブリュッセルの仏語では「ゴーフル」)
粉砂糖、フレッシュクリームとチョコレートソース、定番です。
Leffe レフのブラウンと一緒に。麦芽の甘さがスウィーツにもあう・・・と思っています(笑)

ビュッフェテーブルが甘い香りに包まれてきました。


生地をその場でつくって焼き上げ、


粉砂糖をふって


フレッシュクリームとチョコレートソースをトッピング。
できたてを振る舞っていただきました!

素朴でありながら、豊かな自然の恵みを享受してきたお国柄があらわれているレセプションでした。記者発表会にお誘いいただいたライターのNさん。ベルギーにはまだ行ったことがないけれど、興味をそそられたようです。

豊かな小王国ベルギー。ルネ・マグリットの眼を通して切り取られたベルギーの風景や人々の生活を「マグリット展」で確認してみたらいかがでしょうか。



【マグリット展】
国立新美術館 http://www.nact.jp/exhibition_special/
京都市美術館 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/