今月24日から始まる「ジャパン・レストラン・ウィーク」は、今回で8回目。
国内14都市、400店舗あまりのプレミアムレストランで、お得な限定メニューがいただける、2月11日までの期間限定「食の祭典」です。

日本の外食シーンのさらなる発展を目的としているので、和・中・仏・伊などさまざまなジャンルのハイレベル店が参加しています。

今回は、参加店のうち5店舗が、沖縄の食材をふんだんに使ったメニューを展開してます。浅草橋「オステルリー・ラベイ」で開催された、「ジャパン・レストラン・ウィーク ブロガー試食会」で、沖縄食材とフレンチのコラボレーションをいただきました。

フランスの三ツ星レストランで修業した「オステルリー・ラベイ」冨山家永オーナーシェフは、沖縄のご出身。沖縄素材の使用になみなみならぬ思いがこもっています。


アミューズの「ウッフ コック ブイエ」とグジュール。


黄身に豆腐蓉をあわせています。
発酵によるネットリ感が黄身にふくよかさを加えています。


「二種のフロマージュ テュイル」、パルミジャーノとミモレットは、琉球硝子に入っています。


「帆立の燻製」
ギュッと凝縮された帆立の甘味を香ばしさが包み込んでいます。


前菜は「沖縄の長寿野菜を使った菜園仕立て」
抗酸化作用、アンチエイジング効果が高いと言われる沖縄野菜が10種類も使われています。
シブイ(冬瓜)のコンソメ煮、ハンダマ(すいぜんじな)、ゴーヤ、ヤマン(だいしょ)、サクナ(島らっきょう)、ナーベラ(へちま)、海ぶどう、黒オリーブ。
シークワサーは泡、イーチョバー(ういきょう)はグラニテに。
アオブダイのマリネも添えられています。

味のバリエーションに富んだ見事なフレンチの一皿です。


メインは「国頭村放牧豚のポテ」
フランスの家庭料理です。
熱いスープを目の前で注いでくれます。


こちらにも長寿野菜。
パパイヤ、島人参、子玉葱、芽キャベツ、リムにはモーウイ(キューリ)。
豚を塩漬けにし、塩抜きを3時間、半日熟成させて、3時間鶏出汁で煮込んであります。
シンプルだけれど、手間をかけたお料理です。


アバンデセール「月桃のエスプーマ、黒糖のタピオカ」
沖縄で万能薬のように使われる植物「月桃」をふわっとクリーミーに。力強いがスッキリとした甘味のタピオカ。
塩分が味付けの中心だった食事からデザートへの橋渡し役として、味覚を調整してくれます。


グランデセール「白ワインジュレをしき、パッションフルーツとマンゴーのババロアのソースをまとったシークワサーソルベ」と「ハイビスカスのショコラブラン」


中心一に番甘味が少なく酸味を感じるシークワサーソルベが入っています。
パッションフルーツとマンゴーのトロリとしたソースジュレを絡めてソルベを口にすると、甘味、甘味、酸味と美味しさが襲ってきて、最後にシークワサーの酸味と冷たさで小さな爆発が起こったように感じます。

冷たくさっぱりとした口の中を、ハイビスカスのショコラブランでしめくくる。
なんとも贅沢なデセールです。


ミニャルディーズは「田芋入りクリームブリュレ」とブールドネージュ。
田芋を入れることにより、よりシットリとした食感になっています。


締めくくりは、オリジナルブレンドのハーブティー。

沖縄の長寿食材が、100%フレンチに溶け込んでいて、冨山シェフのフレンチと沖縄への情熱を感じられました。

こちらは試食会だったので、ジャパン・レストランウィーク限定の5,250円のディナーメニューからスープをぬかし、代わりに2種のデザートに組み替えてあります。


暖かくなると、美しい花々とグリーンで目を楽しませてくれる中庭が見えるダイニングルーム。浅草橋のビル街から別世界に入り込んだようです。


通常でも1日1~3組みしか予約をとらない「オステルリー・ラベイ」。
「ジャパン・レストラン・ウィーク」の予約は早めにとることをお勧めします。
参加店舗、予約方法などの詳細は、
こちらから


【オステルリー・ラベイ】

住所: 中央区東日本橋2-27-4 B1F
電話: 03-3863-2552
http://www.hostellerielabbaye.jp/


オステルリー・ラベイフレンチ / 浅草橋駅東日本橋駅馬喰町駅
昼総合点★★★★ 4.5

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