踏んだり蹴ったり。② |  cuffs;

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→①の続き。



倒れ込む私の横を素通りする高校生男子の喋り声。


嗚呼、そう云えば転ぶ直前に見た影は、明らかに携帯で誰かと話してた。



ハマーに左足を挟まれてなかったらすっ飛んで追いかけて8cmピンヒールで蹴り飛ばしてた所だったぜ。


又は傘を彼めがけてブン投げてる所だ。



その前に車道に倒れてる自分が危ないので、取敢ず起きて歩道へ避難。




運転しながら携帯触ってんじゃねぇぞコラァ!!!!!

ふざけんなッ!!!!!



スルーされた事よりそっちに怒り心頭。


取敢ず散乱した鞄や靴を回収。

透明傘は、無傷だったけどムカついたので途中にあった自販機に捨てて帰った。



転んだ拍子に激しく打った両膝に耐えながら帰宅。

チャリを降りて一歩踏み出す足が不安定過ぎて、子鹿並のフラフラ感。


帰宅して案の定酷い状態の膝に応急処置。


不意に今日買ったCDの事を思い出し、慌てて鞄を漁る。


…良かった。無傷。


ホッとしたのも束の間。




鞄に入れていた筈の携帯が、無い。





「えっ?」




滝汗。





懐中電灯をポケットに慌てて再び逆走。



しょーもない奴に拾われたら危ない。


だけど不思議と現場に残ってる気がしてた。


だから諦めないで何度も足下を探して。


取敢ず冷静に「私が携帯を拾ったらどうするか」って考えて。


押しボタンの上を照らしたら、あった。




「居た!!!」+(゜∀゜) パァァァ…ッ


誰か親切な人が拾ってくれたらしい。

電源消されてました。


雨の後でビショビショな押しボタンの上に居たけど。

電源入れたら普通に作動した。


はー。良かったぁ。


最悪な男も居れば、善人も居るもんだ。



拾って置いてくれた方、有難うございます。

拾い主さん、明日ここをドキドキしながら通るんだろうな…。

お礼を伝えたいけど伝えられないこの、もどかしさ。


本当に助かりました。有難う。



数時間経ったけどまだ膝痛ぇ。

私が普段どれだけ身体を磨いていると思っておるのか携帯男子よ。

身体は商品。
磨かないと光らない。

光らないと誰の目にも止まらない。







…まぁ、彼が無事で良かったんじゃないの?

ボクは傷付きましたけど。
色々。

…彼に訴えても仕方ないかな。