3月、私はとにかく焦っていた。
引っ越し先が決まらないのだ。
業者にお願いする都合上、諸々の日程を聞いておかなければいけなかったので、20日ごろに分かるとは聞いていたが、いざとなるとヤキモキする物だ。
まぁ、今日も分からないだろうと諦め半分で帰宅してみると。来ていた、配属先の通知書。
震えながら開けた手紙を見て、私は思わず笑ってしまった。
「南の島じゃん」
今でこそ、島ライフを楽しんでいるが、現実を受け止めるのに5日かかった。それくらい私にとって南の島の暮らしは未知の領域だったのだ。
現実を受けとめた後は、島ライフをどう過ごすかが課題だ。私は使えるコネ、ツテ、情報網を使って情報収集に明け暮れた。
結果、①台風来たら物資が止まる。②電気止まったら結構長い。だ。
そのため私はすぐさま、太陽光と電池対応のモバイルバッテリーをそれぞれ購入した。スマホと灯りが無ければ辛い事は、胆振東部沖地震のブラックアウトでわかっているつもりだ。
ちなみに、妹はガスコンロも使えなくなる筈だから、ポータブルを買うように勧めてきたが、プロパンガスで胆振東部の時も止まらなかったから大丈夫だと言っても納得せず、最後は逆ギレしてしまった。ガス会社の人にも聞いたが止まらないとの事だったので、妹がキレるまでの事だったのだろうかと今でも気になっている。