闘病その後033 | ことちゃんの小児脳腫瘍闘病記

ことちゃんの小児脳腫瘍闘病記

娘である紀音(ことね)の闘病記録です。
主に、小児がん(脳腫瘍)が発覚した2005年12月(4歳)から、天使になった2009年06月(7歳半)までの記録です。
葬儀やその後の私の活動についても報告する予定です。

”その後”なので、当然他界後の話になります。
お読みになられる方によってはきつい内容かもしれません。
読まれる方はご注意願います。

----------

 
昨夜、ふと食器棚の横に貼ってある娘の写真を見て、
たしかに娘は居たんだよなぁ
と思った自分がいた。
 
他界して十一年。
死因や状況など、同じものは一つもないけど、
”親としてちょっと薄情じゃないのか?”
と相変わらず思う。
整理がついてるとしても、ね。
 
アンケートやイベントで、子どもの有無を聞かれることがよくある。
もちろん”0人”か”なし”と回答する。
ただし、”居た”という”なし”なんだけどね。
おそらく、何度もやってると錯覚に陥るんじゃないだろうか。
色々と処分してるせいもあるんだろう。
ということにした。
 
さて、出版の話の先が見えてきた。
母親から「生きてるうちに早く出して」と言われ続けてようやく(笑)。
まだ最終チェックが残ってるので、私の頑張り次第でもあるけど、
全てが順調にいけば、冬の手前にはできるかなぁ、という感じ。