闘病その後030 | ことちゃんの小児脳腫瘍闘病記

ことちゃんの小児脳腫瘍闘病記

娘である紀音(ことね)の闘病記録です。
主に、小児がん(脳腫瘍)が発覚した2005年12月(4歳)から、天使になった2009年06月(7歳半)までの記録です。
葬儀やその後の私の活動についても報告する予定です。

”その後”なので、当然他界後の話になります。
お読みになられる方によってはきつい内容かもしれません。
読まれる方はご注意願います。

----------

 

仕事の打ち上げの席でのこと。
子どもの話になりました。

 

相手:お子さんはおられるんですか?
:いや、いませんね~
相手:なんでですか~?
:僕としては答えるのに全然問題ないんですが、たぶん一般的には重いと思いますよ~

 

嘘や誤魔化しは嫌いなので、一応警告っぽいことを言ったつもり。
まあ、酔ってる席だし、あまり深くは考えられなかったんでしょう。

 

相手:大丈夫やって~、言っちゃいましょ~
:居たんですが、7年前に小児がんで他界しちゃったんですよ~
:あ、僕は全然大丈夫ですから、笑って話せますし
相手:ごめんなさい!大丈夫やないやん、重過ぎやん
相手:僕やったら絶対耐えられへんわ

 

といって泣いてくれる相手を宥めることに(^^;。

 

正直に話をするとですね、やっぱり内容が内容なだけに、場の雰囲気を壊しちゃうんですよね。
酔った席とはいえ、インパクトは強いだろうし、その人が次から警戒して、その話題を避けようとして、飲み会の楽しみを減らしちゃうんじゃないだろうかと心配しちゃいます。

 

以前は、素直に「小児がんで他界しちゃったんです」って答えてました。
やはり雰囲気を壊しちゃって皆に悪い気がして、「居ました」って答えるように。
でもこれって逆に好奇心をそそるようで、最終的に「居ません」ということに。


嘘じゃないうまい答え方ってないもんでしょうかねぇ。
気を使ってくれるのは有難いんですが、こっちも気を使うし・・・めんどくさいですねぇ(^^;。
まあ、子どもを亡くした親としては、悲嘆とも無縁な僕はちょっと変わってるのかもしれませんが・・・。
そんな僕にとって、どんな話でもお互い気遣いなしで話せる友達(親友?)の存在って本当に有難いです。