1.【参考書名】
『詳説日本史B』
発売日: 2012/04
充実した内容
安定した従来の記述をもとに,内容をより充実させ,適宜,高等学校の先生方のご意見なども取り入れて,さらに使いやすい教科書を目指しました。
全ページをカラー化
全ページをカラー化し,写真・図版もできるかぎりカラーのものを選んで掲載しました。全体的に見やすさ・読みやすさに配慮しています。
歴史の流れに沿った構成
全体を原始・古代,中世,近世,近代・現代の4部構成とし,各部を章・節で区切っています。時代の特徴がとらえやすい構成となっています。
歴史の考察
「資料をよむ」では,残された歴史資料からどのように歴史が描かれていくのか,また「資料にふれる」では,文化財の重要性について叙述し,歴史的思考力を育くむ工夫をしました。
(http://www.yamakawa.co.jp/textbook/jhb012.html
)
2.【難易度】
難易度 ★★★☆☆ low
intermediate level
3.【参考書レーダーチャート】
4.【使っていく際のアドバイス、注意点】
この参考書は多くの学校でも採用されているかと思います。文字通り教科書で、基本の一冊となっています。この教科書の主な役割は歴史の流れを知ることと、重要用語となるような出来事、人、政治制度といった固有名詞を暗記する、という二つの要素に分けることができます。
まず、歴史の流れはこの教科書を何度も読み進めることで覚えられるでしょう。この流れには各事件や政治制度の因果関係、結びつきなども含まれるため、一方向だけでなく多方向からの視点で歴史を吸収してください。論述問題等ではこの「流れ」の部分が大きな基礎となります。全体的なマクロの視点と、個々の事象のミクロな視点、といった二つの軸を意識して読み進め、覚えていくことが効率的でしょう。
また、もう一つの役割には単語の暗記といったものがあります。これは、言うまでもなく教科書で出てきた重要単語を一つ一つ暗記する作業ですが、単語単体ではなく文脈の中で覚えるようにしていくことが大切です。なぜこの単語が太文字であるのか、なぜ歴史上の重要人物として書かれているのか?といった疑問を持ちながら掘り下げて暗記することが後の理解を深めていきます。単純に用語だけを覚える作業は控えましょう。
この参考書の主な使い方として、まず最初に表紙から裏表紙まで一気に読み進めてください。教科書の中での日本史とはどのようにして始まり、どのように現在、未来まで繋がっているのか体感することが必要です。トップダウンメソッドでのゴールから逆算するための作業にあたります。この最初の一読をすることで日本史の枠組みを知ることができるため絶対に行ってください。
次に各章ごとの通史となります。これは単純に最初に一章ならば一章を読み込み、新出単語を暗記し、流れが理解できるまで読み込む、という従来の学校の定期テスト対策でするような単純暗記になるでしょう。ただ、用語そのもの単体の暗記に捉われるのではなく、文脈の上で暗記するようにしてみてください。『速読英単語』の学習を進めるときのように、教科書を読んでいるうちに自然と単語や用語を覚えてしまった、という文脈の中での暗記を本書では推奨しています。一つの物語として日本史を捉えると、各事象の結びつきや位置づけなどが紐解きやすくなってきますので、流れの上で個々の暗記があるという認識をして暗記を進めてください。また、最後のページにある年表はプリントアウトして手元に置いておきましょう。
5.【この参考書と関連性が高い参考書】
詳説日本史図録
日本史B一問一答‐完全版
日本史B用語集
【こんな状況の人におススメ】
・中高一貫校に通っていて、中学生だが高校の範囲を先取りして勉強しており、高校の範囲を勉強したい人
・高校に在籍したことがなく、高校で習う分野を自分で学ぼうとしている
・高校在学中で、まだ未習の分野を先取りしておきたい人
・高校卒業済みだが、ブランクがあって勉強したことを忘れており、基礎から学びなおしたい人
【こんな使い方をすると効果的】
・高校の授業と並行して
・通学(通勤中)の空き時間等に読み込む


